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エレベーターの構造と用途 マシンルームレスエレベーター

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作動原理による種別

マシンルームレスエレベーター

巻上機や制御装置をコンパクト化して昇降路内に設置することで、屋上機械室を不要にしたタイプのエレベーターです。

マシンルームレスエレベーター

マシンルームレスエレベーター

概要/基本構造

駆動部

主要機器上部設置方式

制御装置

ローラーガイド

概要/基本構造

マシンルームレスエレベーターは、最小限の電力で駆動するロープ式エレベーターの特性はそのままに、巻上機や制御装置をコンパクト化して昇降路内に設置することで屋上機械室を不要にしたものです。
建物を有効活用するための設計の自由度も大幅に増し、1998年に、東芝エレベータ「SPACEL」が国産初のマシンルームレスエレベーターとして誕生しました。安全・安心・快適・環境をコンセプトに、さらなる高性能化やコンパクト化を重ねて東芝マシンルームレスエレベーターは進化を続けています。

SPACEL-GRⅡ<スペーセルGRⅡ>詳しくはこちら

概要/基本構造

1.駆動部

巻上機には永久磁石同期電動機を組み込んだギヤレス巻上機を採用。
徹底したコンパクト化によって、昇降路頂部への設置を実現しています。

回生電力機能

駆動部

2.主要機器上部設置方式

東芝マシンルームレスエレベーターの最大の特長といえるのが、主要機器の昇降路上部設置方式です。

制御装置と巻上機を高い位置に置くことで、災害などで万が一昇降路に水が流れ込んだ場合でも、駆動部や制御装置が直接水にさらされにくい構造となっております。

主要機器上部設置方式

3.制御装置

マシンルームレスエレベーターの制御装置は、昇降路内に設置するための薄型でコンパクトに設計されています。さらに、インバータによるスムーズな運転制御を実現しています。

かご室が利用されていない時間の照明・換気扇自動休止機能の搭載に加えて、最新機種は待機電力の削減を実現し、LED天井照明、回生電力機能との相乗効果によって消費電力の大幅な削減に寄与しています。

エレベーターの省エネについて詳しくはこちら

制御装置

4.ロールガイド

これまで高速エレベーターに採用されてきたローラーガイドを、マシンルームレスエレベーターの最新機種に採用しました。
従来のガイドシューに必要だった潤滑油が不要になることに加えて、騒音と振動の、さらなる低減を実現しました。

ロールガイド

ロールガイド