MENU

サステナビリティ 理念・方針

ご挨拶

安全で快適な、環境にやさしい移動空間を創造し、
社会の発展に積極的に貢献する信頼される「地球内企業」をめざします。

東芝エレベータ株式会社は、「社会から信頼と評価を得られる会社」「従業員が誇りに思える会社」「コンプライアンスを最優先にする会社」となるため、CSR活動の浸透・定着を図ってまいりました。CSRを果たすための基盤となる行動原則は、生命・安全とコンプライアンスの最優先です。今後も、法令・社会・規範・倫理の遵守を最優先し、グローバル市場での公正な競争によって事業を発展させていくことにより、国際社会を生きる企業として21世紀社会の発展に力強く貢献していきます。そのためにも、日常の企業活動を支え、お客様に高品質のサービスをご提供する弊社の社員一人ひとりの人材育成にも注力してまいります。

一方、地球温暖化や自然災害等の深刻な問題が世界各国で叫ばれています。弊社は、東日本大震災からの復興対応や環境に配慮した製品や夢のある製品の開発を進めてまいりました。今後もより良い地球環境の実現のために先導的な役割を果し、「地球内企業」という意識を常に持ち、地球人として一人ひとりの使命である環境改善を再度確認するとともに、全ての事業において、環境に配慮した経営を推進し、地球にも環境にも優しい昇降機を提供し続けてまいります。

この度、弊社のCSR活動を報告書にして、ステークホルダーの皆様にお届けすることと致しました。お客様の忌憚の無いお声を聞かせていただくことと併せて、今までにも増して、東芝エレベータの商品・サービスをご愛顧賜りますよう心からお願い申し上げます。

ご挨拶

東芝エレベータ株式会社
代表取締役社長  鈴木 正広

CSRマネジメント

当社は、東芝グループCSR活動方針に則り、従業員一人ひとりの日常活動にCSRが定着するよう取り組んでいます。

CSR活動基本方針

当社は、利益ある持続的成長を支えるCSR活動を実行することにより、社会から評価・信頼されるグローバル企業をめざします。

生命、安全、法令順守を最優先し、法令違反、会社不祥事を根絶します。

社会貢献活動の浸透、定着を加速します。

より良い地球環境の実現に先進的役割を果たします。

積極的な情報発信とコミュニケーションを更に強化します。

安全健康の取り組みと基本方針

当社は、安全と健康を経営の最重要課題の一つと捉え、安全で快適な職場環境づくりと心身の健康保持増進に取り組んでいます。そして、業務上災害や疾病を発生させない企業風土を醸成するため、従来の安全衛生活動ではなく「安全健康業務」(安全健康の取り組みを責任ある業務と捉えた考え方)を推進し、従業員一人ひとりが生き生きと働ける企業をめざします。

健康経営推進体制

東芝エレベータでは、健康経営推進体制を下図のとおり定めています。

健康経営推進体制

※東芝エレベータの健康経営推進体制は、株式会社東芝に準拠しております。

■社長

安全と健康の各種指標を経営の最重要指標のひとつと捉え、自社の安全健康上の課題・リスクに見合った経営資源(ヒト・モノ・カネ)を投入しています。さらに、従業員の健康課題、健康保持の増進、取り組み、健康に対する考え方となる「安全健康経営宣言」を従業員へのメッセージとして表明しています。

■安全環境センター・総務部

経営層の意思決定事項を踏まえ、安全と健康に関する企画・情報発信、健康支援業務を実行・推進しています。

■産業医・保健師

各職場と従業員の安全と健康文化の醸成や、実行責任部門のアドバイザーとして安全健康上の課題を分析し、健康管理・疾病の一次予防を実施しています。また、自らの専門性を高め、各部門に対し適切な支援・助言・指導を行い、安全健康人材の育成を担っています。

■中央安全委員会

経営層と労働組合の協議(審議)や、従業員の安全と健康に関する意見交換を実施する場を年1回(2月)開催するなど、安全と健康の情報提供・協議を行うことで、職場の健康管理のレベル向上を図っています。

■本社・事業所・支社・支店 健康担当

東芝健康保険組合および株式会社東芝の健康管理部門による従業員のサポートと、情報交換の推進を目的とした連携を積極的に行っています。

■従業員

自律的かつ相互間の安全と健康の確保に努め、関係諸機関が提供する各種制度や機会を活用し、自身の安全確保、健康保持増進や安全と健康を確保できる職場づくりに努めています。

定期監視指標(KPI)

2019年度安全健康経営会議では、健康管理のKPIを下表のとおりに定めました。既に全国値に達している項目は更なる改善をめざすとともに、未達の項目を全国値レベルへ改善することをめざし、プロセス指標である生活習慣の改善を中心にさまざまなアプローチを実施していきます。

※東芝エレベータの(KPI)、パフォーマンス指標等は、株式会社東芝に準じております。

健康KPI項目
各項目の全体に対する該当割合を監視

目標値※1
(全国値)
当社
2023年度
対目標値
〇達成
△未達
アウトカム
(検診結果)
脳心臓疾患のハイリスク
要配慮以上の高血圧 7.2% 2.6%
要配慮以上の高血糖 2.5% 2.3%
メタボ該当者 全年齢の該当者 14.5% 16.2%
40歳以上の該当者 13.0% 14.4%
メタボ予備群 全年齢の予備群 14.1% 15.0%
40歳以上の予備群 12.3% 11.2%
プロセス
(生活習慣)
喫煙:喫煙率 21.5% 35.7%
運動:全国平均以下の1日当りの歩数
(6000歩以下(相当)/日)※2
50.0% 59.1%
運動:運動習慣なし※3 71.3% 76.5%
食事:朝食なし 15.2% 23.2%
食事:夜食あり
(3回/週以上、就寝前2時間以内に食事する者)
37.2% 53.3%
睡眠:寝不足(睡眠による休養が十分でないの者の割合) 25.9% 27.1%
飲酒:1回が多量飲酒 14.5% 12.9%
マテリアリティ メタボ対象者(全年齢の該当+予備軍) 28.6% 31.2%

※1 東芝グループ内で設定された目標値
※2 全国平均(国民健康栄養調査R1)20~64歳:男性 7,864歩、女性 6,685歩現状
※3 全国値(全国平均(国民健康栄養調査R1) 運動習慣ある者28.7%(20~64歳:男性 23.5%、女性 16.9%)

リスク・コンプライアンス

当社は、東芝グループの一員として、法令、社内規程、社会規範、倫理などの遵守を徹底し、公正・誠実な競争による事業活動を推進するとともに、お客様の安全・安心を図っています。
その実践に向け、「東芝グループ経営理念」を具体化した「東芝グループ行動基準」の徹底がコンプライアンスの基本と認識し、グループ・グローバルで浸透を図っています。

リスク・コンプライアンス体制

当社では、コンプライアンスの徹底を図るため、以下の図のとおりリスク・コンプライアンス体制を確立しています。また、コンプライアンスに関する重大事案が発生した場合には、事案に応じ所管の各社内委員会などで迅速に対応策を検討し、実施しています。

さらに、各部門が連携してコンプライアンス違反の予防や再発防止についてきめ細かに検討することを通じて、コンプライアンスの強化を図っています。

リスク・コンプライアンス体制

通報制度の運用

当社では、法令違反を中心とするコンプライアンス違反に関する社内情報を収集し、自浄作用を働かせて自ら不正を正していくことを目的に、2004年11月から社内ホームページ上に従業員を対象とした内部通報制度を設け、電子メール、電話などによって従業員から通報や相談を受け付けるようにしました。

また、2007年1月には、物品の調達などの取引に関連した従業員のコンプライアンス違反を防止するために、取引先からの通報を受け付ける取引先通報制度も設けました。

教育・啓発への取り組み

リスク・コンプライアンス教育を入社時および階層別に実施しています。独占禁止法の遵守、公務員との間の贈収賄防止に関係するコンプライアンス施策として「官公庁営業行動基準」「同業他社との接触に関するガイドライン」「公務員等対応ガイドライン」の周知および遵守徹底を図るため、教育を実施しています。各種事業関連法令については、教育の実施、定期自主監査などを通じて、その徹底を図っています。

また、コンプライアンス意識を従業員個々人のレベルにまで浸透させ、東芝エレベータの風土・文化として定着させるため、教育や監査に加え、各職場におけるミーティングを通じた施策を展開しています。職場の管理職と所属メンバーがコンプライアンスについて直接対話し考えていくことを通じて、風通しのよい職場環境をつくることで、コンプライアンス違反を防止することを狙いとしています。