ニュースリリース

　東芝エレベータ株式会社（社長：木村俊一　本社：東京都品川区）は、寝台用エレベーターに、従来の１１人乗り、１５人乗りに加えて、新たに１７人乗りと２０人乗りの大型サイズのかご室を備えた２タイプを加え、１０月５日より販売を開始します。高齢化社会に向け、病院・福祉施設でのエレベーター需要が拡大・多様化していることに対応して、大型サイズのかご室を追加しラインアップの拡充を図りました。

　今回追加となった１７人乗り（積載１１５０ｋｇ）と２０人乗り（積載１３００ｋｇ）の寝台用エレベーターについては、かご室間口を１５００ｍｍから１８００ｍｍに、２０人乗りではかご室の奥行きも２８００ｍｍまで拡大し、ベッド乗車時でも介添者や看護士の方がスムーズに乗車できるスペースが確保されます。さらに、扉の出入口幅が従来製品の１２００ｍｍから１５００ｍｍに広がったことにより、ベッドの出し入れも容易になりました。その他、実際利用者からの要望が多かった機能についても、新オプションとしてラインアップしました。寝台用の標準ラインアップとし、かごサイズや意匠を限定することで、新ラインアップのエレベーターは同サイズのエレベーターより約１０％（※当社比）価格を抑えました。

【その他新機能について】
　病院や福祉施設でベッドの移動をスムーズに行うため、乗場側で操作できる３つの機能を追加しました。従来かご内でしか操作できなかった機能などを乗場側に設置する事で、より使い易さが高まりました。

１．戸開き延長・戸閉機能（有償付加仕様）　　
　ベッドをかご内に移動の際に、かご内に乗り込まずに乗場側で戸開き延長操作することができます。また、かご内で「戸開き延長ボタン」を押してベッドを降した場合も、かご内での操作ではなく、乗場側で
「戸閉ボタン」を利用できる便利な機能です。

２．専用運転切替機能（有償付加仕様）　
　乗場側またはかご内に設置した専用運転ボタンを押すことにより、他の呼び登録に応答しない専用運転となり、目的階まで直行することができます。

３．かご呼び戻し機能（有償付加仕様）　
　ベッドを運ぶ際、優先的にベッドが乗車できるようにかごを呼び戻すことができます。

【清掃性を向上させる仕様について】
　清掃しやすく清潔なイメージを継続させるために、２つの仕様を追加しました。

１．かご床長尺シート（有償付加仕様）
　床タイルの継ぎ目がなくなる事で、清掃性を高めかご内をより清潔に保つ事ができます。

２．かご側板防汚／耐汚染性化粧シート（有償付加仕様）
　防汚性に優れた化粧シートをエレベーターの側板に採用する事で、清掃性を高めかご内をより清潔に保つ事ができます。

※今回新たにラインアップが追加された寝台用エレベーターについては全てマシンルームレスタイプとなります。

※寝台用エレベーターのカタログについてはこちらへ