安全健康 安全健康の取り組みと基本方針
当社は、安全と健康を経営の最重要課題の一つと捉え、安全で快適な職場環境づくりと心身の健康保持増進に取り組んでいます。そして、業務上災害や疾病を発生させない企業風土を醸成するため、従来の安全衛生活動ではなく「安全健康業務」(安全健康の取り組みを責任ある業務と捉えた考え方)を推進し、従業員一人ひとりが生き生きと働ける企業をめざします。
健康経営推進体制
東芝エレベータでは、健康経営推進体制を下図のとおり定めています。

※東芝エレベータの健康経営推進体制は、株式会社東芝に準拠しております。
- ■社長
安全と健康の各種指標を経営の最重要指標のひとつと捉え、自社の安全健康上の課題・リスクに見合った経営資源(ヒト・モノ・カネ)を投入しています。さらに、従業員の健康課題、健康保持の増進、取り組み、健康に対する考え方となる「安全健康経営宣言」を従業員へのメッセージとして表明しています。
- ■安全環境センター・総務部
経営層の意思決定事項を踏まえ、安全と健康に関する企画・情報発信、健康支援業務を実行・推進しています。
- ■産業医・保健師
各職場と従業員の安全と健康文化の醸成や、実行責任部門のアドバイザーとして安全健康上の課題を分析し、健康管理・疾病の一次予防を実施しています。また、自らの専門性を高め、各部門に対し適切な支援・助言・指導を行い、安全健康人材の育成を担っています。
- ■中央安全委員会
経営層と労働組合の協議(審議)や、従業員の安全と健康に関する意見交換を実施する場を年1回(2月)開催するなど、安全と健康の情報提供・協議を行うことで、職場の健康管理のレベル向上を図っています。
- ■本社・事業所・支社・支店 健康担当
東芝健康保険組合および株式会社東芝の健康管理部門による従業員のサポートと、情報交換の推進を目的とした連携を積極的に行っています。
- ■従業員
自律的かつ相互間の安全と健康の確保に努め、関係諸機関が提供する各種制度や機会を活用し、自身の安全確保、健康保持増進や安全と健康を確保できる職場づくりに努めています。
定期監視指標(KPI)
2019年度安全健康経営会議では、健康管理のKPIを下表のとおりに定めました。既に全国値に達している項目は更なる改善をめざすとともに、未達の項目を全国値レベルへ改善することをめざし、プロセス指標である生活習慣の改善を中心にさまざまなアプローチを実施していきます。
※東芝エレベータの(KPI)、パフォーマンス指標等は、株式会社東芝に準じております。
健康KPI項目 |
目標値※1 (全国値) |
当社 2025年度 |
対目標値 〇達成 △未達 |
||
|---|---|---|---|---|---|
| アウトカム (検診結果) |
脳心臓疾患のハイリスク
|
要配慮以上の高血圧 | 7.2% | 2.6% |
○ |
| 要配慮以上の高血糖 | 2.5% | 2.2% | ○ | ||
| メタボ該当者 | 全年齢の該当者 | 14.5% | 17.4% | △ | |
| 40歳以上の該当者 | 13.0% | 23.9% | △ | ||
| メタボ予備群 | 全年齢の予備群 | 14.1% | 16.1% | △ | |
| 40歳以上の予備群 | 12.3% | 19.2% | △ | ||
| プロセス (生活習慣) |
喫煙:喫煙率 | 21.5% | 32.9% | △ | |
| 運動:全国平均以下の1日当りの歩数 (6000歩以下(相当)/日)※2 |
50.0% | 56.9% | △ | ||
| 運動:運動習慣なし※3 | 71.3% | 76.9% | △ | ||
| 食事:朝食なし | 15.2% | 36.3% | △ | ||
| 食事:夜食あり (3回/週以上、就寝前2時間以内に食事する者) |
37.2% | 53.3% | △ | ||
| 睡眠:寝不足(睡眠による休養が十分でないの者の割合) | 25.9% | 27.1% | △ | ||
| 飲酒:1回が多量飲酒 | 14.5% | 12.7% | ○ | ||
| マテリアリティ | メタボ対象者(全年齢の該当+予備軍) | 28.6% | 33.5% | △ | |
※1 東芝グループ内で設定された目標値
※2 全国平均(国民健康栄養調査R5)20~64歳:男性7,506歩、女性6,494歩
※3 全国値(国民健康栄養調査R5)運動習慣ある者20~64歳:男性 28.5%、女性 22.7%

