東芝エレベーター群管理システム
GA Series
のりば行先階登録システム
FLOORNAVI
エレベーターが建物の「今」を分析しこれから起こる「未来の運行状況」を予測し最適なエレベーターをお届けします。
<GAシリーズ GA-2000/GA-200>ラインアップ
GA-2000
最新技術を結集したリアルタイム割当制御機能(RTS)を搭載。省電力割当機能をはじめ環境にも配慮した、最大8台まで対応した大・中規模ビル向け群管理システムです。
GA-200
最大6台まで対応できる中・小規模ビル向け群管理システムです。特定階などへの優先サービス機能やピーク対応機能など上位機種の思想を引き継いだ多彩な仕様でお応えします。
機能 | リアルタイム割当制御機能 | 高感度割当機能(ファジィ制御) |
---|---|---|
学習機能 | ||
ピーク対応機能(分割運転機能) | ||
エキスパートシステム機能 | ||
制御台数 | 3~8台 | 3~6台 |
機種 | GA-2000 | GA-200 |
リアルタイム割当制御機能(RTS)
建物環境の今を見つめ、未来を予測する最新のハイスペックエレベーター群管理システム“GA-2000”
最適なエレベーターの運行管理を行うためには、建物内でのエレベーターの動きをリアルタイムに解析し、今後起こりうる状況を予測しながら制御していくことが必要です。東芝は、エレベーターの的確な制御を行うため「リアルタイム割当制御機能(RTS)」を開発しGA-2000とFLOORNAVIに搭載しました。
リアルタイム割当制御機能(RTS)の制御イメージ
“GA-2000”ならリアルタイム割当制御機能(RTS)により最大待ち時間 39% 平均待ち時間 6%従来システムと比べて減少しました
測定条件:
乗用24人乗り150m/min 16階停止 4台のエレベーターに1時間あたり900人の利用者を見込んだ場合。
「GA-2000」と従来システム「EJ-1000FN」を弊社シミュレーターにて測定した結果を比較しています。 (イメージ)
リアルタイム割当制御機能(RTS)(GA-2000、FLOORNAVI)
リアルタイムに変わっていくエレベーターの運行状況を解析し、この先どこでエレベーターが呼ばれるかなどの未来予測を行い、運行スケジュールを計算します。予測された計算結果をもとに、運行サービスをリアルタイムに評価して、各階にエレベーターを割り当てる、最新の群管理制御システムです。
ファジィ制御を応用した「高感度割当機能」(GA-200)
「高感度割当機能」は、ファジィ制御を応用し、エレベーターホールで呼びボタンを押すと、どのエレベーターが快適に早く利用者を移動させることができるかを瞬時に考えます。
専門家のノウハウを惜しみなく使った「エキスパートシステム」
エレベーターを最適に制御するためには、エレベーターの稼動率、混雑度等に合わせた制御が必要になります。あらかじめ状況に合わせた制御方法を、エレベーターの専門家がルール化。現在の稼動状況と照らし合わせ、常に最適な制御を実現していきます。
省電力割当機
省エネルギー運転の新機能
「省電力割当機能」でさらに消費電力を抑えた運行が可能
リアルタイム割当制御機能(RTS)が建物内の動きをリアルタイムに解析し、省電力割当機能が待ち時間を考慮しながら交通需要に関係なく、消費電力を抑えた最適な運行スケジュールを選択します。
測定条件:
乗用24人乗り150m/min 16階停止 4台のエレベーターを「通常運転」「省電力運転」「省電力割当機能」の条件で弊社シミュレーターを使用し、それぞれ「閑散時」「平常時」「混雑時」を想定し、平均値を評価しました。通常運転時の消費電力量を100%とした場合の省エネ効果です。
省電力割当機能(GA-2000有償付加仕様)
「省電力割当機能」は、リアルタイム割当制御機能(RTS)が予測した運行状況の中から、エレベーターの台数を抑えた運行スケジュールを選択し、常時消費電力を抑えた運行をします。平常時であれば通常運転と比べ約15%、省電力運転と比べ約8%、閑散時であれば通常運転と比べ約27%、省電力運転と比べ約15%の省エネルギーとなります。
(弊社シミュレーターによる比較)
省電力運転(GA-2000、FLOORNAVI基本仕様、GA-200有償付加仕様)
建物内のエレベーターの利用が少ない時間帯に、エレベーターを動かす台数を減らして、消費電力を抑えます。
●省電力割当機能および省電力運転の場合は、通常運転時と比べ待ち時間が増加することがあります。
学習機能
GA-2000、FLOORNAVIには、“学習機能”を搭載
日々の運行状況データの蓄積・解析を行い、交通需要に応じた“優先サービス階”“分散待機の待機階床”“戸開放時間”などの設定を自動で更新していきます。
建物用途別機能
建物の用途に応える、便利な機能を集めました。
事務所ビル
- ■出勤時運転
- 出勤時には全てのエレベーターを出発基準階へ戻し、出発間隔制御を行います。
- ■退勤時運転
- 退勤時には高層階へのエレベーターの待機台数を増加させ、下り方向の乗客へのサービスを強化します。
- ■出勤時分割運転
(有償付加仕様) - 出勤時にエレベーター群を高層行きと低層行きに分割し、輸送力をさらに強化する機能です。
- ■昼食時分割運転
(有償付加仕様) - 昼食時にエレベーター群を高層行きと低層行きに分割し、輸送力をさらに強化する機能です。
●「出勤時分割運転」「昼食時分割運転」は、6台以上の群管理を行った場合の有償付加仕様です。
ホテルなどの宿泊施設
- ■快適度向上運転
- かご室の乗り合わせ人数の少ないエレベーターを割り当てます。
- ■チェックイン・
サービス - チェックイン時間帯には、フロント階にエレベーターを配置し、戸開待機させます。
- ■チェックアウト・
サービス - チェックアウト時間帯には、高層階へのエレベーターの待機台数を増加させ、下り方向の乗客へのサービスを強化します。
- ■ロビー階戸開待機
(有償付加仕様) - 出勤時にエレベーター群を高層行きと低層行きに分割し、輸送力をさらに強化する機能です。
- ■宴会場サービス
(有償付加仕様) - 宴会場等で一時的に集中する交通需要に対応する機能です。
マンションなどの共同住宅
- ■おでかけサービス
- 朝おでかけの時間帯には、高層階へのエレベーターの待機台数を増加させ、下り方向の乗客へのサービスを強化します。
- ■おかえりサービス
- 夕刻のお帰りの時間帯には、出発階にエレベーターを配置し、戸開待機させます。
病院などの医療施設
- ■モーニングピーク運転
- 病院も朝は職員の登院で混雑することがしばしば発生します。事務所ビル同様上りの交通需要に対応します。
- ■イブニングピーク運転
- 面会時間が夕方に設定されている場合に発生する交通需要に対応します。
登録された行先階情報をもとにFLOORNAVIが最適なエレベーターをお選びいたします。
のりばに設置された行先階登録装置に直接行先階を登録するだけで、どのエレベーターに乗ればよいかを案内し、そのまま登録した行先階までお連れします。
導入前
行先階の異なる人が一台のエレベータに同乗するので停止階数が多くなり、移動に時間がかかる上、ピーク時の待ち時間も長くなります。
導入前後
登録された行先階情報から、高度なアルゴリズム計算で最適な運行スケジュールを算出。快適な移動を実現します。
ピーク時の待ち時間 &
移動時間短縮!