MENU

都市水害によるエレベーター停止が引き起こした苦い経験…

浸水対策がなされた製品導入により、
復旧コスト、停止期間などの問題を
一気に解決!

不動産デベロッパーX社 開発事業部

全国で複数棟のマンション開発を手掛けるX社。都市部で建築計画がある中高層マンションについて、新たに建設するための準備を進めていた。

課題

都市水害の苦い教訓をもとに、新しいエレベーターを探したいが…

都市部の中高層マンションの新物件にあたり、X社には一つの懸念点が重くのしかかっていました。実は以前、今回と同じく都市部で施工した分譲マンションで、ゲリラ豪雨の影響により1階が冠水し、大変な思いをした経験がありました。担当者のA氏は、当時の様子をこう振り返ります。
「昇降路への浸水が原因で、エレベーターが停止し復旧するまでかなりの時間がかかってしまいました。当然のことながら、中高層階の住民からクレームが発生して対応にとても苦慮したんです」(A氏)

さらに、問題はクレームだけで終わりませんでした。泥水につかった巻上機や制御盤の交換や各部品のオーバーホールに、約1,000万円もの費用がかかってしまったのです。
「この費用を誰が負担するのか…。保守会社や建設会社、管理組合などが絡んで大問題に発展してしまいました。すべての決着がつくまで、かなりの時間がかかりましたね…」(A氏)

X社としては、二度とこのような思いをしたくなかったため、A氏は新規物件では都市水害の対策が取られているエレベーターを採用するべく、情報収集を始めました。
しかし具体的な対応策や製品はすぐに見つかりませんでした。

課題のポイント

  • 過去、同じ都市部の中高層マンションで、昇降路への浸水が原因となりエレベーターが停止

  • 復旧までかなりの時間がかかり、中高層階の住民からクレームが発生

  • エレベーターの復旧に約1,000万円もの費用がかかり、費用負担について問題が起きた

解決

解決のポイント

  • 東芝エレベータの機械室レスエレベーターは、巻上機や制御盤が上部にあるため、ピット内機器が水没した場合でも、主要機器は被害を受けにくい

  • 交換部品が少ないため、復旧が早く費用が抑えられる

これなら主要機器が被害を受けにくく、復旧コストが抑えられる

情報収集をしている中、A氏は取引のある建設会社から、東芝エレベータの機械室レスエレベーターのことを教えてもらい、担当者から詳しく話を聞くことにしました。
このエレベーターは巻上機や制御盤が上部にあるため、ピット内の機器が水没した場合でも交換部品が少なく、主要機器は被害を受けにくいという特長がありました。

「このエレベーターなら、万が一ピットの機器が水没した場合でも、主要機器が水没した場合に比べ、早期に復旧することができ費用も大幅に抑えることが可能です。これなら、復旧作業が長引いて住民の方にご迷惑をかけることもなくなるのではないかと思いました」(A氏)

懸念点がクリアできそうだと判断したA氏は、さっそくこの機械室レスエレベーターの導入について、設計担当者や建設会社に相談をもちかけ、協議の結果、採用が決定しました。また、念のための対策として、オプションの「トスムーブNEO」という停電時継続運転機能もあわせて検討することになりました。

これからも同様の物件計画があるため、X社では引き続き東芝エレベータに相談に乗ってもらうことにしています。

この課題を解決したソリューションはこちら