MENU

計画中の介護施設併設マンション…
案件受注につながる差異化ポイントが欲しい!

高齢の居住者全員が
「災害時も安心」と声をそろえた
画期的な設備機能とは?

ゼネコンN社 建設設計部

地震や台風などの自然災害が多い日本では、二次災害として停電被害に遭う危険と常に隣合わせである。近年、災害時の電力利用を継続させる意識やニーズは、企業だけでなく共同住宅でも高まっている。

課題

介護施設併設マンション案件の受注に向け、他社と差異化を図りたい

N社では、介護施設併設マンションの新築計画があるというデベロッパーに対し、設計・施工受注を目指して営業をかけています。建設設計部では、コンペに勝つため他社との差異化ポイントを洗い出し、情報収集を進めていました。

災害時歩行困難な居住者がスムーズに移動できる設備を採用したい

建設設計部のS氏は、専門家からのヒアリングを行なう中で「歩行困難な高齢者や車いす利用者が多くなると見込まれる物件では、災害時でもスムーズに移動できるような設備が大切」という話を聞きました。そこで、以前耳にした「地震による停電でマンションのエレベーターが停止。階段で移動できない居住者たちは、半ばパニック状態となった」というニュースを思い出したのです。歩行が難しい居住者にも優しい物件づくり…S氏は、そのカギとなるのは「エレベーター」だと考えました。

停電発生時にも止まらないエレベーターを検討しているが見つからない

しかし、災害に備え自家発電の仕組みを持つという病院ですら、非常用エレベーター以外のエレベーター・エスカレーターへの電源供給については未対応の施設も多く、「災害・停電時のエレベーターは止まるもの」と考えられているのが実状でした。

停電時も止まらないエレベーターを設置することで「誰でもスムーズに移動できるマンション」を提案の核にしようと部内の意見はまとまったものの、実現可能な製品はあるのか、調査しても簡単には見つかりませんでした。

課題のポイント

  • 計画中の介護施設併設マンションの受注獲得に向け、他社との差異化ポイントが欲しい

  • 停電発生時も稼働し続けるエレベーターを採用したいが見つからない

解決

解決のポイント

  • 「トスムーブNEO」なら停電発生時も最大2時間の継続運転ができる

  • 居住者が災害時に安心できる設備を提案し他社との差異化に成功、案件を受注できた

「トスムーブNEO」なら停電発生時も最大2時間の継続運転が可能

地道な情報収集を続ける中、S氏はWebで「停電時最大2時間の継続運転」という見出しを見つけ、このソリューションを提供する東芝エレベータへ問い合わせました。

担当者の説明によると、エレベーターは停電発生時に一旦停止し、最寄り階に移動した後は継続運転出来ません。バッテリーを設けている場合でも、停電時の継続運転は約10分間という仕様が主流でした。しかし「トスムーブNEO」に搭載している東芝製リチウムイオン電池「SCiB™」では、最大2時間もの間バッテリー運転が可能になるとの事です。加えて、停電の際は急停止してしまうエレベーターもスムーズに継続運転に切り替わり、緩やかに停止することでご高齢の方やお子様の転倒を防いだり、精神的なショックを和らげることも出来ます。

また「トスムーブNEO」には2種類のタイプがあり、前述した「停電重視タイプ」ではなく「省エネ重視タイプ」を選択した場合は、通常運転時にバッテリーからも電力供給することで消費電力を最大25%削減可能。回生電力を有効活用してバッテリー内に充電するなどの節電・蓄電機能が充実しています。

停電時継続運転機能「トスムーブNEO」

居住者の災害時の不安を払拭する設備の提案によって、設計・施工を受注できた

S氏は、「トスムーブNEO」の機能を付加したエレベーターの採用は間違いなく計画中の介護施設併設マンションの“売り”になると確信。これを盛り込んだ提案書を書き上げ、コンペに臨みました。その結果、見事にN社の設計・施工が決定したのです。

「設備によって“万が一”の事態への不安を払拭しておくという居住者への気遣い。N社の提案でそれが実現できると分かり、今回の設計・施工をお任せすべきと判断しました」(デベロッパー担当者)

果たして「高齢居住者の実状に沿った万全の災害対策設備」が話題を呼び、このマンションのモデルルーム来場者数は想定を上回るものとなり、売れ行きも好調に伸びています。

購入者はもちろん、デベロッパー担当者からも好評を得た「トスムーブNEO」。現在、他のエリアで建築予定のシニア向け分譲マンションについても、この機能を付与した東芝エレベータを採用することが決まっているとのことです。

この課題を解決したソリューションはこちら