エレベーターの正しい乗り方
(ご利用いただく皆さまへ)
ここではエレベーターを安全に快適にご利用いただくために、基本的な事柄から全般的にご紹介いたします。
危険
- 1
地震のときは使用しないでください。
エレベーターが途中で止まり、中に閉じ込められる場合があり、二次災害の原因となります。
- 2
火災のときは使用しないでください。
エレベーター内に煙が充満する場合があり、二次災害の原因となります。
- 3
ドアが閉まるときに、手や腕・からだなどを入れて、無理にドアを開けないでください。
ドアにはさまれてけがの原因になります。
ドアを開けるときは、ドア開ボタンを押してください。
- 4
ドアに手を触れたり、ドアをムリにこじ開けさせないでください。
開く戸に手が引き込まれたり、急停止し閉じ込められる原因となります。転落・けがの原因となります。
- 5
衣服やひも状のもの(なわとびやマフラー、ひもなど)をドアにはさんだときは、すぐに戸開ボタンを押し、取り除いてください。
衣服などひも状のものをドアにはさんだままエレベーターが動き出すと、けが・故障の原因となります。
警告
- 1
幼児・年少者を乗せるときは、保護者がつきそってください。
幼児・年少者だけで乗ると、ドアの開閉によりけがをしたり、エレベーターが操作できずに中に閉じこめられる原因となります。
- 2
ドアに触れないようにしてください。特に手を触れたままドアが開くと危険です。
・ドアが開く際に手を引き込まれ、けがをするおそれがあります。
・ドアに寄りかかっていると、ドアが開く際に転倒しけがをするおそれがあります。
- 3
エレベーター内でタバコを吸わないでください。
火災の原因となります。
- 4
エレベーターに走って乗り込まないでください。
ドアにぶつかったり、はさまったり、転倒する原因となります。
- 5
足元を確認して乗り降りしてください。また、後ろ向きのまま、乗り降りしないでください。
かごとのりばの間に段差ができることがありますので、あわてて乗り降りすると、つまずいて転倒するおそれがあります。
- 6
押しボタンはていねいに、必要以上に強く押したり、乱暴に扱わないでください。また、ボタンを硬いものや鋭利なもので押さないでください。
ボタンやスイッチを乱暴に扱うと故障したり、閉じ込められる原因となります。
- 7
車いすを適切に操作できない利用者には、介添者が付き添ってください。また高齢者にも可能な限り介添者が付き添ってください。
思わぬ事故が起きるおそれがあります。まわりのかたが気をつけてください。
- 8
動物を乗せるときは、専用ケースに入れるか、腕で抱えてください。
動物をひもにつないだまま歩かせて乗せるとひもをドアにはさみ、けが・故障の原因となります。
- 9
車いすで乗り降りするときは、ゆっくりと乗り降りしてください。また電動車いすの場合は速度を"最低"にして乗り降りしてください。
あわてて乗り降りすると、車輪がかごとのりばの段差にひっかかったり、しきいの溝・すき間などにはまることがあり、転倒してけがの原因になります。
- 10
車いすで乗るときは、すぐブレーキをかけてください。
ブレーキをかけないと、車いすが動いたときにまわりの乗客に迷惑をかけたり、転倒してけがの原因になります。
- 11
車いすの乗客と同乗するときは、車いすを押したりしないよう、まわりのかたが気をつけてください。
車いすの乗客が転倒して、けがの原因となります。
- 12
乗り降りするときは、車いすの乗客を優先させて乗り降りしてください。
- 13
定員・積載を超えて乗らないでください。
事故の原因となります。定員・積載はエレベーター内のかご操作盤に表示されています。積載を超えたときは、警報ブザーや音声メッセージでお知らせします。エレベータートランク付仕様では、トランクに100kgを超える物を載せないでください。
- 14
かごやのりばを幼児や子供の遊び場にしないでください。
かご内で飛びはねたり、ゆすったり、け飛ばしたり、たたいたり、物をぶつけたりしないでください。
かご内で衝撃を与えたりすると安全装置が働いて、中に閉じ込められるなど思わぬ事故の原因となります。
注意
- 1
照明のすき間、ドア・ファンの穴などから指や物を差し込んだり、内部に入れないでください。
けが・故障の原因となります。
- 2
台車などで荷物を運ぶ場合、250kg以下(台車含む)に分けて搬出入してください。
エレベーターの損傷や事故の原因になります。
長尺物を運ぶ場合は、天井照明にぶつけて破損・カバー落下などの事故にならないように注意してください。
表示の説明
表示 | 表示の意味 |
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"取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷(※1)を負うことがあり、かつその切迫の度合いが高いこと"を示します。 |
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"取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷(※1)を負うことが想定されること"を示します。 |
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"取扱いを誤った場合、使用者が傷害(※2)を負うことが想定されるか、または物的損害(※3)の発生が想定されること"を示します。 |
- ※1:
重傷とは、失明やけが、やけど(高温・低温)、感電、骨折、中毒などで、後遺症が残るもの、および治療に入院や長期の通院を要するものをさします。
- ※2:
傷害とは、治療に入院や長期の通院を要さない、けが・やけど・感電などをさします。
- ※3:
物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットなどにかかわる拡大損害をさします。
図記号の説明
表示 | 表示の意味 |
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禁止(してはいけないこと)を示します。 |
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指示する行為の強制(必ずすること)を示します。 |
エレベーター
エスカレーター