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よくわかるエレベーターと建物のこと

メンテナンス

メンテナンスの必要コストとサービス品質の関係

安全のためだからこそ削れないもの

エレベーターは、人を乗せるという意味ではクルマなどと全く同じですからメンテナンスは必要不可欠です。また、お客さまの日々の生活に密着しているものであり、「便利」と「安全」により深く関わるものといえます。そんな性質を持っているので、市場の変化やお客さまの要望に応えるためだからと、運用コストや人件費を削ることは、時としてメンテナンスサービスの質を下げることにもつながると考え、こだわりを持って事業が進められています。

低コスト化が生み出すものはマイナスしかない

部品のストックを最小限にするとどうでしょうか? いざという時の対策が遅れ、トラブルの規模を拡大させる理由となるかもしれません。研究所の規模を縮小すれば、未来に役立つエレベーターの開発やより安全性を高めるための仕組みづくりといった基礎研究の歩みが遅くなることは明白です。 企業としての利益を追うあまりに、安易な設備の縮小、人員の削減をすることは安全で質の良いサービスを自らで放棄しているといっても過言ではありません。 全国をカバーする拠点ネットワークの維持、エレベーターがどんな状況でも即座に判断し適切な処置ができる技術力を持つ人材の育成など、みなさんが乗っているエレベーターはたとえ一台でも、その裏側には、そのエレベーターを守り続ける技術と人の力があるのです。