毎日使うものだからこそ
クルマのある暮らしの利便性は、おそらく誰もが体験しているはずです。そのクルマを常に良い状態で保つためには、ディーラーなどに整備を依頼することもあると思います。そういった
メンテナンスがクルマを安全に乗り続けるために必要なことです。
エレベーターの
メンテナンスも同じことです。エレベーターは、マンションやビルの中での
「生活の足」として、さまざまな世代の暮らしと日常を快適に支えます。だからこそ、今、安全で安心して利用できる状態にあるのかをつぶさに見ていき、
必要に応じてメンテナンスを行うことが不可欠なのです。
定期的なメンテナンスをしていると各種部品の早期交換といった予防的なメンテナンスがしやすくなり、
エレベーターの性能を維持するとともに、
システム全体の劣化の速度を抑制することができる
メリットがあります。
「不具合が発生してからでは遅い」。それが、東芝エレベータの信念であり、エレベーターを扱う企業としてのプライドです。
人とシステムと経験と
現在、エレベーターのメンテナンス業務を行う企業は、メンテナンスに特化した事業を行う
独立系企業と、開発から製造・設置そしてメンテナンスまでを担う
メーカー系の2つに大別されています。メーカー系に属する東芝エレベータは、長い歴史の中で培われてきた技術力と24時間体制の監視システムや、全国の拠点ネットワークの長所を複合的に組み合わせた
「人とシステムによる安心・安全なサービス」において、多くのお客さまから信頼を得ています。
人の部分では、府中にある
「フィールド研修センター」で、積極的に人材育成を実施しています。システムの面では、全国230カ所の拠点が、東日本・西日本それぞれにある
「サービス情報センター」と連携し、
安全かつスピーディーな対応を日々実行しています。
研修の有無や設備の規模だけが、サービス品質を決めるのではなく
「技術の習熟」「技術の継承」も大事な要素だといえるでしょう。例えば、非常時に受ける電話もマニュアル通りの受け答えではなく、経験に基づいた臨機応変な対応が必要になります。メンテナンスの現場では、さまざまなケース/トラブルをその目で見てきた熟練の「メンテナンス技術者」だから気付けることもあるでしょう。東芝エレベータはそういった時間と経験を重ねることで成熟し、先輩から後輩へと脈々と継承されていった
「見えない技術」も、よりよい安心を届けるために欠かせないものと考えています。