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マンションのエレベーター選定、
大規模物件ならではのリクエストが…

ファミリー・高齢居住者も安心!
利便性と安全性を
一挙に叶えた先進技術とは?

設計事務所S社 設計部

マンションの設計を得意とするS社に、郊外に建設予定の大型マンションの設計依頼が舞い込み、早速、施主へのヒアリングに臨むことになった。

課題

子どもや高齢者も安心して利用できる安全性の高いエレベーターが求められている

ヒアリングでは、今回のマンション設計にあたって施主が重要視するポイントがいくつか挙げられました。そのひとつがエレベーターに関する内容だったため、担当のM氏は注意深く対応することにしました。

まず1つ目のリクエストは、「ファミリーや高齢者の居住が多く見込まれるため、安全性を重視したい」とのことでした。施主によれば、「高齢者や車いすなど乗車に時間を要する利用者の場合、乗車する前にドアが閉まってしまう」「ドアが開く際、子供の手が戸袋に引き込まれそうになった」などの事故の報告や訴えが寄せられているといいます。

計画中の大規模マンションで、「運転効率のよい」エレベーターであることも重要

2つ目は「運転効率のよいエレベーターを実現したい」ということでした。確かに今回のような居住者数の多い大規模物件では、朝などピーク時は「なかなかエレベーターが来ない」という状況が発生しがちです。交通シミュレーションに基づいた台数配置がなされていた場合でも、多くの階で人の乗降がある場合、ドアの開閉などに無駄な時間が発生することもあります。

S社では、安全性と運転効率向上という両立困難な課題を一挙に解決できそうな機能を有するエレベーターについて情報を持ち合わせておらず、M氏は提案に向けて情報収集を急ぐことにしました。

課題のポイント

  • 子どもや高齢者も安心して利用できる安全性の高いエレベーターが求められている

  • 計画中の大規模マンションで、「運転効率のよい」エレベーターであることも重要

解決

解決のポイント

  • 「スマートドア」なら先進の画像解析カメラにより、ドア周りで起こりがちな事故を回避

  • 人の動きや導線からエレベーターに乗るかどうかを自動判断し、エレベーターの運転効率を向上

  • 安全性と運行効率の向上という両立困難な課題を解決する最新技術

「スマートドア」なら先進の画像解析カメラにより、ドア周りで起こりがちな事故を回避

M氏はウェブで情報収集を続ける中で、東芝エレベータの「スマートドア」の紹介動画を見つけ、視聴しました。動画では、エレベーターのドア上部に設置された小型カメラによって、エレベーター乗り場周辺の人の動きをきめ細やかに自動解析。ドアやエレベーターが最適に作動している様子がわかりました。

これに関心を強めたM氏は東芝エレベータに問い合わせ、詳しく話を聞いてみることにしました。担当者によると、「スマートドア」は特許を取得した同社独自の先進的な画像解析技術を駆使したものとのこと。また、利用者の動きをより的確に把握することにより、ドア周りの事故のリスクを軽減できるため、高齢者や車いすの人も安全に利用できるといいます。また、内部からドアに触れている人がいる場合、注意喚起のアナウンスが流れる機能もあり、戸袋への引き込まれ事故を回避できます。

人の動きや導線から乗る意思の有無を自動判断し、エレベーターの運転効率を向上

さらにこの画像解析技術では、乗る意思のある人と乗らずに通過するだけの人を自動的に判断することも可能です。乗る人がいない状況では短時間でドアを閉めるなど、より効率的に開閉が行われるため、特に今回のような大規模の建物ではエレベーターの運転効率向上に効果的といいます。

M氏は、この「スマートドア」機能があれば安全性と運転効率のどちらも兼ね備えたエレベーターを実現できると確信し、提案に入れることを決めました。

その後、提案を元に施主・ゼネコン担当者にも相談した結果、当初の要望を見事にクリアしているとして、採用が決定しました。現在S社では、建設に向けて本格的な設計を順調に進めています。

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