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メーカーの設計支援サービスで一転?

施主プレゼンが大好評だった理由とは

設計事務所B社 設計部

新設される地元の商業施設の設計を任されることになったB社。設計を進める中、施主へのプレゼンを前にある問題を抱えていた。

課題

規模の大きな施設のエスカレーター設置 しかし、自社には経験が少なくて…

今まで小規模の商業施設の設計経験は何度かあったB社でしたが、今回受注した施設は構造上、エスカレーターが複数台設置される予定となっていました。実は、これだけの規模の設計はB社としても経験が少なく、知見が豊富な設計士がいなかったのです。

このプロジェクトを任された設計士のM氏は、当時の様子を次のように語りました。

「エスカレーターを設置する際は、設計時にいくつかの点を注意していました。寸法的な納まりは元より、利用導線がスムーズに設計されているか、安全対策の事前検討は想定以上に複雑になるため、確認項目に抜け漏れがないかなどです。しかし、今回ばかりは…」

2台並列設置でも大変なのに、今回の依頼は複数台のエスカレーターが入り組む設計のため、メンバーの誰もがプロジェクトの進捗を心配していました。

施主に伝わりやすいプレゼン方法を模索するも…

心配事は、経験が少ないことだけではありません。エスカレーターの納まりや安全対策を、どう分かり易くプレゼン出来るか悩んでいたのです。今までは平面的に頭の中と設計図上でイメージが出来ていましたが、今回のように多くの来店者が複雑な動き、導線をたどる施設では、実際の人の動きを十分考え検証できる仕組みが必要でした。

このままでは施主向けのプレゼンには臨めないと考えたM氏は、知り合いの設計者などにもあたってみましたが、具体的な解決策を見つけることはできず、時間ばかりが過ぎていきました。

課題のポイント

  • 複数台のエスカレーターが設置されるような規模の設計経験が少なかった

  • 施主に対して、エスカレーターの納まり等がイメージしやすいプレゼン方法が見つからなかった

解決

解決のポイント

  • 東芝エレベータの「BIM 東芝昇降機設計・施工支援サービスのご紹介」を見つけ、相談してみた

  • 3Dで視覚的にエスカレーターの設置環境や導線をイメージでき、その結果、施主のプレゼンも大好評を得た

  • 東芝エレベータからBIMの活用含めたアドバイスをもらいながら大型案件にも挑戦中

昇降機メーカーが提供する3Dモデルを使った設計サービスを活用!

困り果てながらも情報収集を続けていたM氏は、「エスカレーター 設計 3D」で検索したところ、東芝エレベータの「BIM 東芝昇降機設計・施工支援サービスのご紹介」というページを見つけ、すぐにアクセスしてみました。

このサービスは、3Dモデルで納まり寸法や仕様など、詳細な製品情報を組み込むことができるBIMを活用して、建築のフェーズに応じて3つのサポートを提供しているものでした。

「今の課題を解決できるのでは!」と考えたM氏は、早速東芝エレベータに問い合わせ、今回の案件について相談してみました。そして東芝エレベータの担当者と密な打ち合わせを行い、次の打ち合わせでは具体的なエスカレーターの設置イメージを、3Dで見せてもらうことが出来たのです。

「建物と設置エスカレーターとの視覚的な納まり確認や、2D図面では見つけられなかった鉄骨との干渉・建物の仕上げやエスカレーターの取り合い部分の課題に加え、利用導線に関わる注意事項のアドバイスまでもらうことができ、本当に助かりました」(M氏)

3Dモデル上の仮想建物空間でウォークスルーしながらチェック?BIMの実力を体感!

その後も、建物の仕上げとの取り合いや各種安全対策の設置イメージを3Dモデル上の仮想建物空間でウォークスルーしながらチェックし、修正が必要な箇所についてはその場で対応も出来たため、短時間でプレゼンに必要な情報までも整えることができました。エスカレーターは、安全・安心に定評がある「TGシリーズ」を採用。転倒の際に衝撃を緩和する踏段を備えており、製品的にも安全対策が施された提案に仕上げることができました。

「とても心配だった施主へのプレゼンも大好評をいただき、事なきを得ることが出来ました。あの時このサービスを見つけて、問い合わせて本当によかったです。うちには関係ないだろうとBIMは導入していませんでしたが、3Dモデルを簡単に活用できると知ったので、これを機に仕事の幅を広げる意味でも、ぜひBIMを導入したいと思いましたね」(M氏)

B社では、その他にも東芝エレベータからBIMの活用含めたアドバイスをもらいながら規模の大きな案件にも果敢に挑戦しています。

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