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咲坂病院の朝

リニューアル体験ミニシネマ 病院エレベーター編 咲坂病院の朝 リニューアル体験ミニシネマ 病院エレベーター編 咲坂病院の朝

イントロダクション/ストーリー

イントロダクション

病院持続可能性の鍵は、〈エレベーター〉にあった!

一層高まる〈医療安全〉への関心。そんな中、病院内の重要な重要な移動手段であるエレベーターの安全性と機能を、時代の要請にあった水準に保つことが求められます。
そこで必要になるのが、一定以上の年数が経過したエレベーターのリニューアル。

このDVDではリニューアルを行う際多くの解決課題をクリアする必要がある小規模病院にフォーカスし、「病院でエレベーターをリニューアルする時、どんな課題ががあるのか」
「その課題を、どのように解決すれば良いのか」を、映画テイストのドラマで、リアルに描き出していきます。

イントロダクション

ストーリー

そこは開院28年を迎える、地域と共に息づく小さな病院。事務長の決断一下、ひとつのプロジェクトが動き出した。最大の難関はエレベーターが1台しか無いこと。

すべては、小さな"つまずき"からはじまった。
病床数100床未満の咲坂病院。開院30年を間近に控え、月日の積み重ねに趣きを増しはじめたその建物は、小さなベッドタウンの一隅にしっくりとなじんでいる。
ある日そんな咲坂病院で一つの"インシデント"が起きた。
深夜帯の高齢患者の転倒。原因は歩行器のキャスターが、エレベーターの敷居にひっかかったことだった。
「エレベーターの敷居に、なぜこんなに段差が‥?」
設置から30年が経過した今、咲坂病院のエレベーターには様々な問題が生じつつあった。
「人の命をあずかる病院のエレベーターが、このままでいいのだろうか?」
事務長・宇喜多の疑問は、病院全体の問題意識へと広がっていった。
医療安全委員会で、エレベーターが古くなったことによるリスクと、その解決策についての討議がはじまる。

浮かび上がったのは、〈エレベーターリニューアル〉による、機能の改善。
しかし大きなネックがあった。
咲坂病院にはエレベーターは1台しかない。リニューアル工事期間中エレベーターが使えなければ、大きな支障をきたす。
「患者さんのケアに責任を持てません!」 「配膳をどうしろっていうんです。エレベーターなしで‥!」
現場の反発は強硬だった。
事務長・宇喜多の胸に看護主任・遠矢 凪子の言葉が、重く響いていた。
「病院の未来のために施設を改善するのは必要なことかもしれません。
でもそのために今ここにいる患者さんたちに、不自由な思いや、そまつに扱われている‥そういう気持ちを少しでも味あわせることは‥。私には認められません!」
将来への持続可能性と、日々のオペレーション。どちらも譲れない、重要な命題にどう折り合いをつけるか。エレベーター1台の病院で、リニューアルをどうしたら実行できるのか。
宇喜多の悩みは深まる。

だが、宇喜多は知っていた。意見の対立はあっても、職員の胸にある想いは一つ。
「この病院を必要としている人たちがいる。この病院はこれからも、この場所に在りつづけなければいけない‥」そんな想いが、やがて大きなうねりに変わり、プロジェクトが動き出す瞬間が訪れようとしていた。
しかし、打ち破らなければならない”困難”という名の壁は、厚い―。

ストーリー ストーリー ストーリー

エレベーターリニューアル
(咲坂病院の場合)

咲坂病院の場合

最適なリニューアル工法と、病院スタッフのオペレーションの連携で、“院内の流れを止めない”リニューアルを目指す

「患者さんに不自由をかけたくない」「職員の日常業務への支障を最小限に」「エレベーターの使えない時間を少しでも短く」。
現場スタッフからの声に応えて、"咲坂病院エレベーターリニューアル委員会"が選択したのが、最小限の工事範囲で安全性と機能向上を実現する〈制御リニューアル〉。
さらに部門を越えたスタッフが検討に検討を重ねたプランにより、工事期間中の院内オペレーションに最善を期すことが実現しました。

※本ページに掲載の画像は、ミニシネマ DVDの劇中場面を抜粋したものです。演出・装飾が含まれます。
実際のリニューアル事例ではありません。

咲坂病院の場合

制御リニューアル

〈制御リニューアル〉は、エレベーターの「かご」や「昇降路内設備」はそのままに、機械室内の「制御盤」「モーター」をはじめとする最小限の機器を交換するリニューアル工法。インバーター制御方式によりスムーズで正確な始動・停止が可能になることに加え、様々な安全機能を標準装備しているため患者さん思いのエレベーターが実現します。
最大の特色は、工期を最小限に抑えられる事。寝台用エレベーターが一台しかない咲坂病院では、迷わずこの工法が採用されました。

制御リニューアルはこちら

制御盤、モーターを新式に交換!

制御リニューアルで、こう変わった!

段差が
解消!

ストレッチャーや配膳車の出し入れ時に"振動"や"車輪の引っかかり"の原因になっていた"しきい"の段差。点滴台や歩行器の車輪が落ち込む原因となり、転倒などの事故につながりかねないことが懸念されていました。
リニューアル後は、かごが正確な位置に停止できるようになったため、段差が解消。スムーズに乗り降りできるようになりました。

段差が解消!
開延長
ボタンを
追加!

段差に加えて搬入出時の問題点だったのが、扉を開いた状態で固定する「開延長」への切り替え操作が煩雑だったこと。このため閉まってきた扉が配膳車やストレッチャーに当たってしまうことも。多くの職員は一人がドアを押さえ、もう一人が積み下しを行うという二名体制で対処していました。
リニューアル後は、かご内にワンタッチの「開延長ボタン」が追加されたので、一人作業でスムーズな積み下しが可能になりました。

開延長ボタンを追加!
閉じ込め
リスク
を低減!

地震の際に懸念されるのが、エレベーター内での閉じ込め。
健康リスクを抱えた患者さんの場合、閉じ込めは重大な結果につながりかねません。
制御リニューアルを行うことで、閉じ込めリスクを低減する、「P波感知器付地震時管運転」が標準仕様に。不測の災害への心強い備えです。

院内が結束 工事期間を乗り切るオペレーション

短工期のリニューアル工法を採用したとしても、数日間のエレベーターの停止は避けることができません。
現場スタッフからは根強い反発の声が上がりました。
討議を重ねた結果"咲坂病院エレベーターリニューアル委員会"がたどりついた結論は、「リスクや不便をゼロにすることはできない。でも患者さん視点で知恵をしぼることで、最善を尽くすことはできる。」
各部門のスタッフが意見を出し合い、院内の人の流れを洗い直すことで、工事期間を乗り切るためのオペレーションプランが練り上げられました。

最適な工事時期を検討

全病床の半数を療養病棟が占める咲坂病院では、工事に合わせて患者さんの入院数をコントロールすることは困難でした。それでも比較的入院者数が少ない時期を割り出すことができました。
工事期間中は2階に分かれた病棟を1つの階にまとめ、看護配置を集中。
さらに各種検査機器も病棟と同じ階に集め、エレベーター無しでもできる限りの対応が可能な体制を整えました。

  • 最適な工事時期を検討
  • 最適な工事時期を検討
  • いつも通りの温かい食事を
  • いつも通りの温かい食事を

いつも通りの温かい食事を

エレベーターが使えない期間、保冷温配膳車での病室への配膳は難しい。でもいつもと変わらない温かい食事をお配りしたい‥。
そんな栄養課職員のこだわりに応えてくれたのが、宅配給食に利用される「配食保温容器」。キャリーケースを利用することで、階段での運搬も無理なく行う事ができました。

院内が結束してのエレベーターリニューアルは
どのように実現したのでしょうか?
臨場感あふれるストーリーで体感できる、
ミニシネマDVDで、どうぞご覧ください。

本DVDおよびエレベーターリニューアルにご興味をお持ちの方は、当社窓口までお問い合わせ下さい。

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