TRENDOOR トレンドの扉。今回のテーマは、ピックルボール

編集:有限会社バース

着用するだけで体をケアできるとして注目を集めている「リカバリーウェア」。多くのメーカーから商品が発売され、選択肢が広がっています。一般医療機器として、血行促進や疲労回復などの効果をうたう商品もあり、認知度はますます高まっています。一方で、種類や価格帯もさまざまで、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。今回は、リカバリーウェアの市場の概況や特徴、選び方のポイントを紹介します。

2030年には1,700億円規模へ 市場規模が6年で約9倍に拡大する予測も

「着るだけで疲労回復をサポートする」として注目されているリカバリーウェア。2024年10月発行の「FUTURE DESIGN」冊子版では、TENTIALの「BAKUNE」を紹介しましたが、その後もリカバリーウェア市場は大きく伸びているようです。テレビCMやWeb広告をはじめ、衣料品店や家電量販店でも常設コーナーが設けられるなど、日常生活の中で目にする機会が増えています。
株式会社日本能率協会総合研究所 マーケティング・データ・バンクの推計によると、リカバリーウェアの市場規模は、2030年には約1,700億円にまで伸びると予測されています。これは、2024年からの6年間で約9倍という伸びです。
リカバリーウェアは、2010年にアスリート向けの休養時専門ウェアとして発売されました。当初は品質基準や効果表示に明確なルールがなく、さまざまな商品が流通していました。その後、2022年の厚生労働省告示改正により、薬機法に基づく一般医療機器として「家庭用遠赤外線血行促進用衣」が新設されました。科学的根拠を示した上で届け出を行うことで、血行促進や疲労回復などの効能を表示し、一般医療機器として販売できるようになったのです。これにより、消費者がより安心して商品を選びやすい市場環境が整い、本格的にリカバリーウェア市場に参入する企業が相次いでいると報告されています。

20~40代に購入経験者が多い傾向に

特殊な鉱物などを繊維に加工した機能性の高い生地により、遠赤外線の作用で血行促進や疲労回復、筋肉のコリの緩和、筋肉の疲れの軽減などをサポートするとされているリカバリーウェア。購入経験者は、20代・30代の男性や、流行や情報に敏感な20代女性に多いようです。就寝時やリラックスタイムに着用するタイプの商品だけでなく、近年では日中の活動時の動きやすさや疲れにくさに注目した日常着タイプの商品も人気を集めているようです。

メーカーも種類も多すぎて、選びきれない?リカバリーウェアの種類と特徴

疲労回復に良いと聞いても、メーカーや種類も多く、「何がどう違うのかよく分からない」と感じる方も多いのではないでしょうか。以前は、リラックスタイムや就寝時に着用するイメージが強かったリカバリーウェアですが、最近ではさまざまなシーンに合わせて使い分けられるように、用途別に商品が増えています。運動時に着用して体の動きをサポートするものや、日常的に着用できるファッション性の高いもの、就寝時にゆったりと着られるものなど、選択肢は広がっています。ここでは、着用シーン別に機能や着心地の視点で、おすすめのウェアタイプを紹介します。

リカバリーウェアを選ぶ際に気になるのは、やはりその効果です。一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」として販売される商品は、使用目的や効果を表示するにあたり、指定の試験を実施し、基準値を満たしていることを確認し、そのデータをもとに実際に効果があるかどうかを適切に専門家が評価しなければならないとしています。ただし、日頃からコリを感じやすい人もいればそうでない人もいるように、着用後の実感も人によって異なります。商品を選ぶ際は、2種類ある医療機器区分や、効果・効能、使用上の注意事項も確認しておくと安心です。

リカバリーウェアと一言で言っても、メーカーや素材、機能、効果はさまざまです。さらに、高価格帯から比較的手に取りやすいものまであり、お手入れ方法や使用上の注意事項などにも違いがあります。興味をもたれた方は、快適な日常生活のために、着用シーンや目的に合わせてご自身に合うリカバリーウェアを探してみてはいかがでしょうか。