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ニュースリリース

2023-09-19

音声認識を活用した手順型音声アシストシステムの導入について

エレベーター デジタルソリューション デジタル/AI 保守 安全 安心

 東芝エレベータ株式会社(社長:川﨑幹 本社:神奈川県川崎市)は、昇降機の定期点検作業時に、音声認識を活用した安全作業手順の音声ガイダンスや、点検結果を音声で記録する手順型音声アシストシステムを今月から導入しました。

 本システムは、株式会社東芝生産技術センターと共同研究で開発しました。保守員が携帯しているスマートフォンを使って当日の点検作業の項目を作業手順に沿って点検内容を音声でガイダンスするシステムです。保守員はガイダンスに従って定期点検を実施し、点検結果を音声でスマートフォンに録音すると、文字に自動変換されシステム側に登録されます。登録された点検内容は、所有者様、管理者様に提出するメンテナンス報告書用に自動で文書化されます。

 今回導入したシステムでは、注意喚起の音声ガイド、点検時に測定する電圧・寸法など、測定結果の復唱機能、そして点検項目のガイダンスを再生する機能も搭載しています。これによって安全作業の順守、作業ミスの防止、点検品質のさらなる向上を図っていきます。スマートフォン操作をハンズフリーで実施できるため、点検作業を実施しながら多数の点検項目の記録を同時に行う事ができ、点検作業の効率化と正確性を高めることが可能となりました。

 また、本システムでは定期点検の作業手順と項目をデータ化しており、若年層向けトレーニング用の詳細ガイダンスや、機種ごとに異なる作業手順の組み換えなど、定期点検作業以外にも応用することができます。なお、音声ガイダンスは、保守員の安全を確保するとともに、周囲への騒音にならないよう、骨伝導ヘッドセットを採用しております。

 この度導入した手順型音声アシストシステムによって、ご利用者に昇降機をより安全で安心してご利用いただけるよう、信頼性、サービス品質の向上を目指していきます。



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本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001