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ニュースリリース

2022-08-24

既設エスカレーター向け東芝遠隔監視システム「TERM for ES」の製品化について

エスカレーター サービス 保守 安全 安心 新商品/新機能 自動化

東芝エレベータ株式会社(社長:川﨑幹 本社:神奈川県川崎市)は、エスカレーターをより安全・安心な状態に維持し、快適にご利用いただくため、東芝遠隔監視システム「TERM for ES」を既設エスカレーター向けに適用拡大しました。本システムは2023 1 月 から適用を開始する予定です。

本システムでは、エスカレーター内にセンサーと通信機器を設置することにより、エスカレーターが運行している状態でも自動での診断が可能となりました。診断結果については、当社が所有するサービス情報センターにデータが送信され、チェーンやブレーキ、移動手すりなど、主要機器の状態を遠隔で把握することができます。エスカレーターの遠隔監視システムは、202112月に発売した東芝製エスカレーターTGシリーズから標準適用を開始し、今回2017年以降に設置された東芝製エスカレーター"Kindmover"シリーズの一部にも適用を拡大しました。

エスカレーターの主要機器の1つであるチェーンは、電動機で発生した動力を各機器に伝達し、エスカレーターを運行させる重要な役割を担っています。チェーンの劣化が進むとエスカレーターの運行に支障をきたすおそれがあるため、フィールドエンジニアが定期的に伸びやたるみなどを確認しています。本システムでは、フィールドエンジニアによる定期的な点検作業に加え、遠隔によるチェーンの診断結果を基に適切な処置を講じることで、利用者の更なる安全性向上に寄与します。

東芝遠隔監視システム「TERM for ES」の"Kindmover"シリーズへの適用は、遠隔監視システムに必要な機器の設置工事と、当社との保守契約が必要となります。本システムの導入により、品質の維持や、より適切なタイミングでの機器の調整、交換ができるよう、保守サービスの更なる向上を目指します。

今後とも、当社は更なる安全、安心、そして快適な移動空間の提供を目指し、社会インフラのライフラインを担う企業として価値を創造し、社会に貢献していきます。


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本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001