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ニュースリリース

2015-06-22

ユニバーサルデザインを取り入れた駅舎向けエレベーターの発売について

エレベーター 安全 安心 新商品/新機能 新設

東芝エレベータ株式会社(社長:松原和則、本社:神奈川県川崎市)は、駅舎向けに販売しているスリム2方向タイプエレベーターに、駅舎向けの標準機種としては業界初となる、車いすが2台同時に乗車できる15人乗りタイプを新たにラインアップし本日から発売します。

本機種は、駅舎のホームなどの設置環境を想定して、かご室内のスペースを幅1メートル、奥行き2.4メートルとし、通常のエレベーターに比べて細長いタイプとしました。これにより、限られた設置スペースでより多くの利用者が乗車できるよう対応し、車いす利用者であれば2名同時に乗車できます。また、かご室内の両側面に設置する2つの操作盤についても、車いす利用者が手の届きやすい低い位置に配置し、さらに前後に位置をずらすことによって後から乗車した利用者が操作しやすいように配慮しています。

なお、この度発売した駅舎用エレベーターの操作盤の位置については、慶應義塾大学 大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所 ユニバーサルデザインラボ(代表:西村秀和教授)の監修による知見を反映しています。

また、既存の駅舎にフレキシブルに設置できるよう、エレベーターの設置に必要な昇降路の有効寸法を最小限に抑えました。一方、コンパクトな高効率ギアレス巻上機と制御盤を昇降路上部に設置し、万が一水害により、昇降路内に水が流れ込んだ場合でも、主要機器が直接水にさらされにくい設計となっています。

エレベーターは社会における重要なインフラ設備の一つであり、健常者はもとより車いす利用者、視覚障がい者など、数多くの方々が日々利用しています。また、最近ではベビーカーを伴い外出する人も多く、車いす利用者との相乗りも想定されるため、より大きなかご室スペースを確保できるエレベーターが必要とされています。今後もエレベーターをより安全、安心、そして快適に利用いただけるよう、ユニバーサルデザインに配慮した製品づくりを目指します。

かご室イメージ図① - コピー.jpg

本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001