ニュースリリース

　東芝エレベータ株式会社（社長：松原和則、本社：神奈川県川崎市）は、中国で販売している普及型エレベーター「New ELCOSMO-E」の仕様を拡大した機種を今月から中国市場向けに発売します。本機種については、市場のニーズを考慮し建物への適用範囲の拡大や新たな仕様を追加しており、中国で建設されている低価格帯の共同住宅の高層化に合わせ、定格速度の高速化や最大昇降行程の延長を実現しました。また、新しい天井照明や表示装置を追加しデザインバリエーションを充実しました。

当社は世界最大の昇降機市場である中国での更なるシェア拡大を目指し、様々なセグメントのニーズに合った商品ラインアップを用意し、戦略機種として販売していきます。

■新製品の特徴について

１．中国市場での低価格帯共同住宅の高層化に合わせて速度や昇降行程の適用範囲を拡大

　昨今、中国市場では低・中所得者向けに中国政府が建設し、賃貸または分譲する経済保障性住宅に代表される、低価格な共同住宅の高層化が進んでおり、当社としても、より市場のニーズに合致した製品の提供を目的とし、最大定格速度を150ｍ／分、最大昇降行程を125ｍ、最大停止階床数を40階床まで適用範囲を拡大しました。

２．新しい天井照明、表示装置の追加について

　市場ニーズの多様化に合わせ、LED照明を採用した天井照明を新たに5種類追加しました。また、液晶インジケーターをかご内および乗り場の操作盤に採用しました。