ニュースリリース

東芝エレベータ株式会社（社長：秋葉慎一郎　本社：東京都品川区）は、昨年10月に発売したインバータ制御を採用し、省エネ性能、安全性能を格段に向上したエスカレーター「Kindmover」に省スペース形をラインアップに追加し本日から販売を開始しました。

　省スペース形エスカレーターは従来から限られたスペースを有効に活用できるため、鉄道駅舎や量販店向けに推奨しています。標準形と比べエスカレーターの幅を210mm、エスカレータートラス幅を190mm（弊社比）狭くすることで建物内の設置面積を削減できます。また、エスカレーターの設置幅を狭くしても、標準形エスカレーターと同じ広さの踏段を使用しているため、輸送能力は標準形エスカレーターと同等となります。

　今回販売を開始する新商品は、安全性を向上させる機能として、万一の際の緊急停止など、急停止時の転倒やつまずきを防止するため、インバータ制御によりエスカレーターを緩やかに停止させる※「緩停止」機能や移動手すりのインレット部に直接触れないように「インレットブラシディフレクター」を設置し、安全性の向上を図りました。さらに矢印と進入禁止のマークでエスカレーターの運転方向を知らせ、ご利用者をやさしくナビゲートするエスカレーター運転モニター「ESNAVI」を追加しました。

　また、利用者が誰もいない場合や閑散時を想定した低速での待機運転や、低速待機運転を行い、一定時間後はエスカレーターを停止する機能を追加しました。

　※停電時および一部安全装置が作動した場合を除く