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ニュースリリース

2012-05-28

停電時継続運転機能「トスムーブ」の発売について

エレベーター エネルギー 安全 安心 新商品/新機能 新設

 東芝エレベータ株式会社(以下東芝エレベータ)(社長:秋葉慎一郎、本社:東京都品川区)は、災害による停電や夏の電力需要に対応した計画停電などによりエレベーターへの電力供給が停止した場合でも、低速で最大2時間稼働できる「停電時継続運転機能(トスムーブ)」をオプション機能として発売しました。

 当社は東日本大震災以降、災害時に強いエレベーターの開発を進めており、停電時でも建物の縦の移動手段としてライフライン確保のためエレベーターを利用したいという市場のニーズに応えるため、停電時でもエレベーターを利用できる「トスムーブ」を新開発しました。停電時には株式会社東芝(以下、「東芝」)製二次電池SCiBTM からエレベーターへ電力供給を行い最大2時間、低速運転でエレベーターの運行が可能となります。SCiBTMは電池寿命に優れており電池交換サイクルが10年程度(一般的なリチウムイオン二次電池の交換のサイクルは3~5年程度)となり、電池の交換回数が大幅に削減できます。

 「トスムーブ」については、今年1月に発売した省エネルギー対応、安全性、快適性の向上、そして環境をコンセプトとしたマシンルームレスエレベーター「SPACEL-GR」の新オプションとして発売します。

■トスムーブの概要
 停電時に二次電池から電源供給を行い、最大2時間程度の低速運転を行うことが可能となります。低速運転については、エレベーターの定格速度が45・60m/minの場合は10m/minで、定格速度90・105m/minの場合は20m/minで低速運転します。

■二次電池 SCiBTM の特性

①高い安全性
東芝独自の酸化物系新素材の採用などにより、内部短絡を起こしにくい構造となっており、万が一、内部短絡が発生した場合でも熱暴走を起こさない高い安全性を保持しています。

②長寿命
6000回のフル充放電を繰り返しても、容積維持率は80%以上です。※

③低温性能
低温性能に優れており、マイナス30℃においても十分な放電が可能です。※

※(株)東芝の試験結果に基づく目安です。機器及び使用条件により実際の特性が異なる事があります。

本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001

お客様からのお問い合わせ先:

ニューセールス事業部TEL 044(331)7030