ニュースリリース
2011-03-29
昇降機の保守サービス技能強化等を目指した実機研修棟の新設について
企業情報 投資
東芝エレベータ株式会社(本社:東京都品川区 社長:木村俊一)は昇降機の保守サービス、リニューアル、据付・工事等の分野における技術員の技能の維持・向上ならびに保守業務における生産性向上、工事における短納期工法の開発及び安全教育を行うための実機研修棟を東芝府中事業所(東京都府中市東芝町1番地)内に建設することを本日決定し、2013年春に竣工させる予定です。
近年、昇降機を利用されるお客さまの安全・安心への関心は高まっています。一方、昇降機の設置施設においては、インフラ設備である昇降機停止時間の短縮・制約のニーズも増加しており、保守・点検業務の効率化が求められています。これらのニーズに対応して、充実した実機研修による技能の強化を図るために本施設の建設を計画したものです。
当社における実機研修は、現在の神奈川県横浜市都筑区にある人材開発センターにおいて実施していますが、新しい施設の活用により、ご利用者様の安全・安心にお応えしていきます。また建設場所である東芝府中事業所には当社の昇降機の開発・製造の拠点である府中工場があり、ここに集約することにより、昇降機事業における一貫体制の整備、各分野の相乗効果が発揮できます。この研修棟には全部で56台の研修用昇降機が設置可能で、従来よりも大幅な増強を図るとともに、当社が高い技術を有する高速エレベーター分野での保守技術を訓練するために約50メートルの高層の昇降路を設置します。
今回の計画に合わせて、昇降機利用者様からの電話応対を行っている東日本サービス情報センターも移転・拡張するほか、ビル丸ごとのメンテナンスを行うための遠隔監視等、ビルファシリティ施設の実証設備を導入します。また昇降機設備をはじめ、これらの施設は実際にお客様に見学いただける予定です。
1.新実機研修棟の主な設備
(1) 研修用昇降機設備(エレベーター用・エスカレーター用とも現状の約2倍)
(2) ビルファシリティ実証設備
(3) 東日本サービス情報センター
(4) 安全教育施設
2.建物概要(計画)
・構 造 :鉄骨5階建(高層昇降路:約50m)
・建築面積 : 約 2,200㎡
・延床面積 : 約12,000㎡
本資料についてのお問い合わせ先:
東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001