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ニュースリリース

2010-09-08

上海市と深セン市の大型施設に昇降機計62台を相次ぎ一括受注

 東芝エレベータ株式会社(社長:木村俊一、本社:東京都品川区)は、中国上海市虹橋開発区で中国最大規模となる高級ブランド販売展示センタービル「尚嘉中心」向けに高速エレベーターを含むエレベーター22台、エスカレーター19台を一括受注しました。また、中国広東省深セン市で建設中の事務所ビル「深セン嘉里建設広場二期」向けにも高速エレベーターを含むエレベーター21台を受注しました。
 
 「尚嘉中心」は、上海市のオフィス、商業ビル、住宅が混在するプレミアムエリア・虹橋開発区に建設される地上28階、地下4階となる商業ビルで、2009年12月に着工しており、2012年1月に竣工する予定です。この物件は、フランスを本拠地とするLVMHと香港・マカオを中心とした香港系複合企業スタンレー・ホーグループとの合弁事業です。竣工後にはLVMHグループの60以上の高級ブランドが入店する計画であり、富裕層が一段と増加している上海市民の高級志向の象徴として、数多くの集客が見込まれます。
 
 「深セン嘉里建設広場」はシャングリラホテルを展開している香港の最大手不動産デベロッパー「嘉里建設グループ」が建設中の地上43階、地下3階の事務所ビルで、当社が高速エレベーター18台を含む計21台を納入します。この物件は2009年7月に着工しており、2011年7月に竣工する予定です。
 
 今回の2件の大型受注は、2009年に当社傘下となったシュバリエ香港社が受注しました。「深セン嘉里建設広場」では毎分420m/分の超高速エレベーターが、また、「尚嘉中心」には毎分360m/分の超高速エレベーターが設置されます。

 シュバリエ香港社は、世界最大の昇降機市場である中国において高速エレベーターの販売体制を強化し、中低層ビル向けの標準形エレベーターに加えて、高層物件に注力していきます。さらに、香港やシンガポールを中心とした東南アジアでの対応強化を図り、グローバル市場で積極的な事業拡大を目指していきます。