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ニュースリリース

2008-12-01

香港・シュバリエ インターナショナル社との昇降機事業における資本提携について

企業情報 投資 海外 経営方針

 東芝エレベータ株式会社(社長:木村俊一、本社:東京都品川区)は、中国および東南アジアを中心としたグローバル市場での一層の事業拡大を図るため、当社と香港・シュバリエ インターナショナル社との間で関係強化のための資本提携を行うことで、本日、基本合意しました。

 具体的には、東芝エレベータは、2009年3月末までにシュバリエ インターナショナル社の昇降機事業会社「シュバリエ香港社」へ出資を行い49%の株式を取得し、さらに2010年3月末までに追加で2%の出資を行い、51%の株式を取得することになります。一方、シュバリエ インターナショナル社は、当社の中国における現地法人の東芝電梯(中国)有限公司および東芝電梯(瀋陽)有限公司の2社に対して、2009年3月末までに各20%の出資を行います。また、今回の資本提携にともない当社は、シュバリエ香港社へ取締役を派遣する予定です。

 シュバリエ インターナショナル社は、昇降機を中心とする建設部門や不動産部門、保険部門、情報技術部門など多角的に経営する企業として、香港やシンガポール、中国をはじめ、米国や欧州など世界中にネットワークを有しており、1970年より東芝昇降機の海外における販売およびエンジニアリングの代理店として、当社と友好関係にありました。今回の資本提携によって、当社は同社の経営リソースを活用し、世界最大の昇降機市場である中国において販売およびエンジニアリング体制を強化するとともに、香港やシンガポールを中心とした東南アジアでの保守事業拡大およびリニューアル需要への対応強化を図っていきます。

 当社は「TAIPEI101」向けの世界最高速エレベーター(速度:分速1,010メートル)や「上海環球金融中心」向けの超高速エレベーター(速度:分速600メートル)および階間調整機能付高速ダブルデッキエレベーターの納入など、世界最高水準の技術力をいかして、今後も成長市場である中国やアジアをはじめとするグローバル市場で積極的な事業拡大を目指していきます。

<シュバリエ インターナショナル社の概要>
 本社所在地:香港
 代表者:会長 周亦卿
 資本金:約 47億円
 売上高:約750億円

 シュバリエ インターナショナル社は、1970年に香港で設立され、香港で上場する企業です。同社は、世界中にネットワークを有して事業展開しており、昇降機を中心とする建設部門や不動産部門、保険部門、情報技術部門など多角的な経営を行っています。建設部門は、エレベーター・エスカレーターをはじめ、空調や電子機械システム、工業用設備など多岐にわたる建材を取り扱っています。