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ニュースリリース

2006-12-19

エスカレーターリニューアル「ESFRESH」の発売開始について
既存フレームを利用することで廃棄物を最小限に抑える環境配慮型・短工期リニューアル

エスカレーター 安全 安心 改修・リニューアル 新商品/新機能

 当社(社長:下野政之、本社:東京都品川区)は、エスカレーターの機能性・意匠性などの向上を図るため、短工期で省エネ運転などを実現するエスカレーターリニューアルを「ESFRESH(エスフレッシュ)」(※1)という名称として商品メニューを体系化し、本日から販売活動を開始します。

 ESFRESHは、既存のフレームを利用することにより廃棄物を最小限に抑えながら、短工期で機能・意匠などを更新する「準撤去リニューアル」を基本・推奨メニューとして、さらには最新の省エネルギー機器に更新することで約15%の省エネルギー効果を発揮する「制御リニューアル」、手すりや欄干などの意匠部分を新製品に更新する「意匠リニューアル」など機能面・意匠面をグレードアップする4種類の商品メニューを体系化しています。
※1:ESFRESHは、「ESCALATOR」(エスカレーター)をリニューアルすることによって「FRESH」(フレッシュ、新鮮)にする、東芝エレベータの造語です

【背景】
 近年、建物の適切な資産維持、管理の必要性が求められているなか、商業施設や交通機関などの主要導線として利用されるエスカレーターにおいて、「効率的な省エネ運転」「最新意匠への更新」「安全性の向上」など、計画的なリニューアルの要望が高まっています。

 当社では、設置後25年以上を経過したエスカレーターをリニューアル対象としており、その台数は現在約2,500台で今後毎年300台規模で増加する見込みです。エスカレーターリニューアルにおいては、建物の増改築にならない範囲でリニューアルの検討をされるケースが多く、搬出が大掛かりとなる大型の躯体など基本構造はそのままで機能および意匠などを最新型にする「準撤去リニューアル」は、お客様の要望が高いリニューアル方式です。

【新商品の特長】
1.機能性・意匠性などを向上させるエスカレーターリニューアル商品メニューを体系化
 既存フレームを利用することで廃棄物を最小限に抑える環境配慮型・短工期リニューアルの「準撤去リニューアル」を基本・推奨メニューとして、さらには最新の省エネルギー機器に更新する「制御リニューアル」、手すりや欄干、乗降板、踏段などの意匠部分を新製品に更新する「意匠リニューアル」など機能面・意匠面をグレードアップする4種類の商品メニューを体系化し、目的や予算、工期などのお客様ニーズによりお選びいただくことが可能です。

2.環境配慮型・短工期リニューアルを実現する「準撤去リニューアル」
 フレーム (トラス※2)やレールなどは既存のものを利用し、それ以外はすべての機器を最新型に更新するので「安全面」「機能面」「デザイン」が先進のものとなり、エスカレーターの資産価値が向上します。さらに、既存のフレームを残すことにより、建築工事を最小限に抑え、建築工事に伴う廃棄物も極力少量にすることが可能なので、環境を配慮した短工期(連続停止21日間)のリニューアルを実現します。「準撤去リニューアル」の省エネルギー効果は約30%です。
※2:エスカレーターの機器を支える構造・骨組み部分

3.約15%の省エネルギーを実現する「制御リニューアル」
 「制御リニューアル」は、連続停止3日で最新の省エネルギー機器に更新します。主駆動部には最新型ヘリカルギヤ方式を採用。従来のウォームアップギヤ方式に較べて伝達効率に優れ、約15%の省エネルギー効果を発揮します。

4.安全性を向上させる高性能なオプション機能をラインアップ
 利用者が乗降しやすいように速度をゆっくりする「エスカレーター可変速度化工事」や万一、踏段が動いたままの状態で手すりベルトが停止してしまった場合に、エスカレーターの運転を停止させ利用者の転倒事故を抑止する「手すりベルト停止検出装置」、乗降中の利用者に対して、音声合成装置により安全確保を促す音声案内を行なう「オートアナウンス」など、安全性を向上させる高性能なオプション機能をラインアップしています。

ESFRESHの紹介ページ

【 新商品の概要 】

販売開始日 販売目標 販売価格
2006年12月19日 約100台/年間 準撤去リニューアル、階高4,500mmの場合で1,500万円から (標準仕様)

【新商品のメニュー構成 】

既存フレーム
利用
機能面 ・
意匠面
1.準撤去リニューアル
(21日連続停止)
既存フレームを利用し現地にて最新の機器を組み込み、機能・意匠などを最新型に更新します。
2.制御リニューアル
(3日連続停止)
制御盤・駆動装置などを最新の省エネルギー機器に更新します。
意匠面 3.意匠リニューアル
(18日連続停止)
手すり、欄干などデザイン部分を中心に新製品に更新します。
既存フレーム
撤去
機能面・
意匠面
4.全撤去リニューアル 建物からエスカレーターの全構成機器を撤去し、最新型に更新します。標準型トラスにて搬入経路に問題がある場合は、分割数を増やしたトラスによる対応をします。

本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001

お客様からのお問い合わせ先:

リニューアル事業部TEL 044(331)7031