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ニュースリリース

2005-10-21

業界初 地震管制運転が体験できるエレベーターを搭載した「キャラバンカー」の全国訪問開始について

エレベーター CSR 保守 投資 改修・リニューアル

 当社(社長:下野政之、本社:東京都品川区)は、エレベーターにおける地震対策やセキュリティー対策などを利用者の皆様にわかりやすくご理解いただくため、業界初となる地震時管制運転が体験できるエレベーター実機を搭載した「キャラバンカー(4tトラックを特殊改造)」を製作、10月23日よりマンションや集合住宅などへの全国訪問を開始します。

【背 景】
 近年、全国各地で大規模な地震や台風などによる広域災害が発生し、多数のエレベーターに被害をもたらしております。今後も首都圏直下型地震をはじめ、東海・東南海・南海地震の発生が予想されているなか、建物における縦の交通機関であるエレベーターにおいても耐震対策の必要性が増していることから、マンションや集合住宅にお住まいの方々に地震や停電などの万一の場合に備えた保護機能をご理解いただくことや最適な技術提案を行うことが大変重要となっております。
 一方、昇降機業界では長年ご利用いただいたエレベーターの機能を向上させる「リニューアル市場」が拡大しており、2005年度のマーケット規模は当社推定で約1,000億円規模となっております。当社におきましても、リニューアルの対象物件となる設置後20年以上を経過したエレベーターは毎年2千台規模で増加していることから、積極的に利用者の方々にリニューアルのメリットである乗り心地向上や省エネなどをご説明し、引き合い物件の増加を図っております。
 こうした背景から、マンションや集合住宅にお住まいの方々にエレベーターにおける地震対策やセキュリティー対策などを見て、触って、体感してもらい、これらの必要性をご理解いただくため、エレベーター実機を搭載した「キャラバンカー」を製作、10月23日より全国訪問を開始します。

【主な特長】

  1. 業界初となる地震時管制運転および停電時自動着床運転が体験できるエレベーターの実機シミュレーションを搭載しています。
  2. キャラバンカーに搭載したエレベーターの実機シミュレーションは、リニューアル前と後を比較体験できます。映像とかご室を実際に振動させることにより本当に階から階へ移動しているかの様なシミュレーション運転を行います。乗り心地や、各種最新機能・デザイン、バリアフリーも体感・比較できます。
  3. 併設イベントとして、お子さまやご家族連れの皆様に、昇降機の正しい乗り方や地震時の対処方法をわかりやすく説明する「安全キャンペーン」を実施します。
  4. キャラバンカーの出動要請があれば、いつでも、どこでもお伺いします。(*1)*1:キャラバンカーを駐車する会場の確保と住民・近隣への告知が必要です。

【展示内容】

1.体験ゾーン エレベーターの実機シミュレーションを用いて、地震時管制運転および停電時自動着床運転の体験やリニューアル前と後の乗り心地・省エネ、意匠などの比較体験ができます。
2.セキュリティーゾーン エレベーターの実機シミュレーション内に防犯カメラを取り付け、かご室内の様子がエレベーターホールからご覧いただけます。その他にもオートロック・インターホン連動システムや非接触ICカードシステム、指紋認証システムなども展示しております。
3.意匠・天井ゾーン ユニバーサルデザインを採用した実物のエレベーター意匠および天井ラインアップを展示。凸文字形状ボタンやひらがな併記ドア開閉ボタン、2色フェイスののりばインジケータボタン、車椅子用の広角ミラー、手すり、天井意匠などがご覧いただけます。
4.リニューアルゾーン  エレベーターの意匠を自由に選択できるデザインシミュレーションやリニューアルの工事手順がわかる模型、納入事例パネル、リニューアル紹介映像などがご覧いただけます。

本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001