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ニュースリリース

2005-04-20

東芝エレベータとコネ社が中国でエスカレーター製造合弁会社を設立

エスカレーター 企業情報 モノづくり 投資 海外

 当社(社長:下野政之、本社:東京都品川区)とフィンランド・コネ社(代表者:アンティ・ヘルリン、本社:ヘルシンキ)の両社は、中国においてエスカレーターの製造を行う合弁会社を設立することで、本日、基本合意しました。合弁会社は2005年6月の発足を予定しています。

 エスカレーター需要は、中国・アジアで急成長しており、また、欧米・日本等先進国でも堅調に推移しています。しかしながら、同時に価格競争が厳しく、コスト競争力の強化が大きな課題となっています。このような事業環境下、当社とコネ社は、両社協力してエスカレーター事業の勝ち残りのため、世界需要の約40%を占める中国でエスカレーターの製造合弁会社を設立して量産体制を整え、今後は中国のみならず世界中の両社販売拠点に対して、エスカレーターの完成品・部品供給を目指します。

 エスカレーターの製造合弁会社は、中国におけるグローバル規模の製造拠点として、当社デザインのエスカレーター「Kindmover」ならびにコネ社デザインのエスカレーター「ECO3000」を主力製品として生産します。

 第一ステップとして、まず2005年にコネ社の中国生産拠点である昆山工場(江蘇省昆山市)においてKindmoverの生産を開始。2006年には当社の中国現地法人である東芝電梯(瀋陽)有限公司(遼寧省瀋陽市)のKindmoverラインとコネ社昆山工場のECO3000ラインを統合する計画です。当社およびコネ社は製造合弁会社から製品供給を受け、各々のブランドで販売します。合弁会社の出資比率は、両社への製品供給計画量等を勘案し、コネ社70%:当社30%とします。

 コネ社は欧米市場に強い基盤を持つ世界第4位の昇降機メーカーであり、当社とは2002年3月より相互出資のアライアンス関係にあります。昨年の当社からコネ社への、ダブルデッキエレベーターの技術供与を契機に、技術・製造・調達の分野で両社は協業関係を深めています。

本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 広報室TEL 044(331)7001