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ニュースリリース

2004-02-26

中国・上海市に人材研修拠点を開設
更なる品質向上を目指して教育体制を整備

 当社(社長:西岡浩史、本社:東京都品川区)の中華人民共和国(以下、中国)における昇降機の販売・製造・据付・保守を行う上海東芝電梯有限公司(総経理:加々美孝成、本社:中国上海市/以下、上海東芝電梯)は、中国での事業拡大に向けた更なる品質向上と優秀な人材を育成するため、人材教育施設として新たに「上海研修センター」を開設し、4月より各種教育を開始いたします。

 当社は中国にて1995年、上海東芝電梯及び瀋陽東芝電梯有限公司(以下、瀋陽東芝電梯)の二社を設立しましたが、その後の昇降機市場拡大の中で両社事業とも順調に発展、更なる中国での事業発展を目指して2001年11月には上海東芝電梯を、2003年11月には瀋陽東芝電梯をそれぞれ東芝グループ100%の出資子会社といたしました。現在は各々年間約3,000台、合計6,000台を販売しています。

 中国の昇降機市場は、国内総生産(GDP)の成長とともに1990年代を通じて順調に拡大してきましたが、特に1990年代後半から2000年代に入り急成長を遂げており、現在では年間約8万台規模に達すると推定されております。中国経済は、WTO加盟、沿岸部から内陸部への開発拡大、2008年の北京オリンピック開催、2010年の上海万博開催等を背景として、今後も伸びが見込まれており、その中で昇降機に対する需要も住宅向けエレベーターを中心に幅広い分野で拡大が期待されます。こうした需要拡大や建物管理・保守に対するニーズの高まりから、従来以上に昇降機の保守は高い品質が求められています。

 今回開設する「上海研修センター」では、昇降機で最も大切な要素である「安全」と「快適な乗り心地」の確保を目的に、高品質な保守サービスや据付技術を習得するために必要な教育を実施し、中国における保守サービス員や据付工事員などの人的資源強化を図ります。また、当社はカスタマーディライト(お客さま感動)を基本理念とした経営を展開するとともに、人の品質にこだわった経営を行っていることから、保守サービスや据付技術教育だけではなく、管理者教育や営業教育に至るまでの様々なプログラムを策定しました。こうしたプログラムにより、中国におけるグループ従業員の個性と能力を最大限に発揮することのできる魅力ある企業体質を構築し、東芝昇降機に対するお客さまの強いご信頼を頂き、中国昇降機市場において確固たる地位を築いていきます。

【教育内容】
(1) 新入社員導入教育
(2) フォローアップ教育
(3) 各種技術(据付・保守サービス等)教育
(4) 管理者教育
(5) 営業教育

【施設概要】

所在地 中国 上海市宝山区蘊川路685号(上海東芝電梯内)
建物の規模 地上5階建て(鉄筋コンクリート造り)
講義施設 研修室:4室、研修用エレベーター:7台、研修用エスカレーター:2台
敷地面積 1,490㎡
延床面積 4,320㎡

【上海東芝電梯の概要】

会社名 上海東芝電梯有限公司
所在地 中国 上海市宝山区蘊川路685号
TEL 86-21-56808888 FAX 86-21-56806666
設立 1995年11月
資本金 1600万US$
出資者 東芝グループ100%(東芝エレベータ株式会社、東芝(中国)有限公司)
総経理 加々美 孝成
従業員数 約560名
事業規模 売上高約60億円(2003暦年度見込値)

本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001