エスカレーターの構造と用途 エスカレーターの用途と役割
利用者を効率よく、大量に輸送出来ることから、ショッピングセンター、映画館等の商業施設や、駅、病院、官公庁舎などにの公共施設に幅広く採用されているエスカレーター。目的や用途に合わせて、様々な形態で設置されています。
エスカレーターの用途と役割
多彩な建物・施設への設置例
利用者の効率的な輸送を行うため、導線や利用人数、設置条件を考慮し、台数や機種の選定を計画します。
屋外設置型
駅・公共施設
商業施設
欄干タイプ
踏段の両側面で利用者をガードする欄干。一般的なガラスタイプと傷などに強いパネルタイプに大別されます。
ガラスタイプ
パネルタイプ
踏段幅のバリエーション
踏段幅は、二列に並んで利用出来る「S1000形」と、ひとり乗りタイプの「S600形」などが有ります。
S1000形
S600形
特殊なエスカレーター
空港や駅に幅広く導入されている「動く歩道」もエスカレーターの一種。
このほか踊り場状の水平部を設けた「中間水平部付きエスカレーター」など設置場所に合わせて様々な形態が採用されます。
動く歩道
中間水平部付きエスカレーター
デザイン/景観を重視した設置例
エスカレーターのデザインには施設の内観と調和することが求められます。
デザインを重視した設置例
景観を重視した設置例
省エネに配慮した自動運転
エスカレーターの運行方向や「運転/停止」の状態が一目でわかる「運転方向表示装置」はボール式、インレット部設置式などが有ります。
その中に埋め込んだセンサーが利用者を検出し、始動と停止を自動的に行います。
運転方向表示装置(ポール式)
運転方向表示装置(インレット部設置式・ESNAVI)