エスカレーターの構造と用途 エスカレーターの安全装置/安全対策
多くの利用者を、一斉に、休みなく運ぶことができるエスカレーター。数多くの建物や公共施設で、利用者の効率的な輸送に活躍しています。 ここではエスカレーターの役割とその構造を、CGと動画でご覧いただきます。
三角部ガード板
エスカレーターの「移動手すり」と建物と天井、梁などが交差する場所に設置することで、身を乗り出すことによるはさまれ事故を防止します。固定保護板は平成12年より設置が義務づけられています。
インレットブラシディフレクター
お子さまのいたずらによる事故の例が多い、「移動手すり入り込み口(インレット部)」にブラシを設置することで接触を防ぎます。
移動手すり入り込み口安全装置
インレット部への引き込まれ事故を防止する目的で、インレット部に指や手の引き込まれを安全装置が検知し、エスカレーターを自動停止させます。
デマケーションクリート
「踏段」の両端に段をつけることで、巻き込まれの可能性がある「踏段」と「スカードガード」の隙間への接触を防止します。
樹脂製デマケーションライン式踏段
「黄色い」ラインに塗装ではなく黄色い成形色の樹脂バーツを採用。発色が良く目につきやすいことに加え、長期間使用しても剥がれる心配がありません。
踏段先端部に緩衝素材採用
先端部に緩衝素材を採用することで、万一転倒した際に、従来の踏段に比べて怪我の程度を軽減します。
非常停止ボタン
万一の際にエスカレーターを非常停止させるボタンです。
スカートブラシディフレクター
スカートガードと踏段の間の隙間への巻き込まれを防ぐため、ブラシ状のガードを設置し隙間への接触を防止します。
コムライト
乗降部の足元を照らし注意を促します。
踏段下照明
乗り降り時に足元の注意を促します。
進入防止柵
エスカレーターのデッキ部への侵入を防止します。