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よくわかるエレベーターと建物のこと

リニューアル

ビルオーナー編 Vol.1

ビルをイメージアップしたいのですが?

ビルオーナー・戸谷さん

Q.最近うちのビルに空室が目立ってきているんですが、一体どうすればもっとテナントさんが集まるビルになるのでしょうか?

プロフェッショナル

A.空室はビルオーナーさまにとって深刻な問題ですね。
テナントの方々がこのビルで続けたい、または入居したいと思う判断基準は、例えばテナント料が適正価格であるとか、ビルの管理がしっかり行き届いていて、きれいに保たれているとか、安全に利用できるとか、さまざまなものが考えられます。
戸谷さまのビルは築年数が30年ほど経っているようですが、月日とともにビルも歳をとり、老朽化が進んでいると思われます。利用者の方に安全に利用して頂くためにも、ビル全体の定期的なメンテナンスを行うことは大事ですね。
例えば、約30年前に建てた一般的なビルと、最近できたビルを比べると何が違うと思いますか? 最近のビルの方が全体的に見た目が新しいのは当然ですが、当時より安全面やセキュリティ面が強化されているビルが多くなってきています。最近、物騒な事件も多いですし、入居する方たちのことをよりもっと考えられたビルであることは大事ですよね。
これらを踏まえ、テナント誘致や流出防止には、ビルを定期的なメンテナンスで元気にしてあげることと、時代に合ったビルにすることが大事です。

Q.なるほど! 確かに安全への備えは大事ですね。
具体的にどうすればよいですか?

A.しっかりと行き届いたビルの管理、セキュリティ面の向上、建物・設備リニューアル等が有効です。
まず、ビルのセキュリティ面や安全面を向上させることが大事です。例えば、ビルのエントランスや駐車場、エレベーター内に防犯カメラ、居住スペ-ス・共有部(エントランス等)の天井や壁面には防犯センサーを設置し犯罪を抑止したり、入退室管理システムを導入し不審者の侵入を防ぐことが出来ます。これらを組み合わせることでさらに安全性が高まります。
次に、建物・設備リニューアルですが、老朽した外壁や屋上、エレベーターから電気、空調、給水設備などをそのまま放っておくと、突然の重大な損傷等で思わぬ事故に発展する可能性があります。これらを前もってリニューアルすることで、安心かつ快適に過ごすことができます。
これだけ行うとなると費用もかかりますが、この先10年、20年、有効にビルを活用していくことを考えると、早めに手を打って、新しいシステムを取り入れたり、老朽化を少しでも早く食い止めることをお勧めします。

Q.どれもやりたいですが、現在テナントに空室もありますし、そんなに財布に余裕あるわけでもないんです。一体どれから手をつければ良いのでしょうか?

A.たしかに一度に全部行うのは大きな出費なので、気になるところから順番に新しくされると良いと思います。また、ビルの総合診断を受けてみるのも良いですよ。

Q.それはぜひ一度受けてみたいですね! 早速相談してみます。

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ここが重要

リニューアルは計画的に…。
ビルの総合診断では、現在の劣化状況を診察し、どのような周期で、どのようなリニュ-アルをおこなえば良いか等を診断することが出来ます。診断結果をもとにお客さまのご希望にもとづいた資金計画を含めた長期計画を立案いたします。