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よくわかるエレベーターと建物のこと

メンテナンス

エレベーター業界最大級の研修施設で人材育成

エレベーターの全てがここに

東芝エレベータでは、府中工場の中に「フィールド研修センター」と呼ばれる研修施設を開設し、優れた技術とお客さまを第一に考えるホスピタリティを備えた人材育成に取り組んでいます。 10階建ての「フィールド研修センター」ではエレベーター・エスカレターの知識を得ることは当然ながら、稼働する設備を使い、実際のメンテナンスを想定したトレーニングが行われています。 10階には近年、増加傾向にある高層建物に対応した高速エレベーターの機械室が再現されており、最先端の巻上機や制御盤を用いた研修が実施されています。 一方、5階には様々な年代のエレベーターの機械設備が設置されており、今ではなかなか触れることも難しい前世代のエレベーターのメカニズムなどを間近で見ることが可能となっています。 エレベーター・エスカレーターがズラリと並ぶ1~4階は、メンテナンス業務の基礎から応用までを習得するメインフロアです。「メンテナンス技術者」たちは、ここで新旧の技術を知り、様々なトレーニングを繰り返すことで、あらゆるケースに柔軟に対応できる技術力を磨いていきます。

時間をかけてプロを育てる

東芝エレベータの「メンテナンス技術者」が入社後、実際にお客さまのエレベーターのメンテナンス業務に携わるまでにはおよそ2~3年の歳月がかかります。入社後に社会人としてのマナーなどを習得した後、集合研修でメンテナンス技術を得るまでが、この期間に該当します。 つまり現場で仕事をしながらメンテナンスを覚えるのではなく、しっかりとした技術を得てから、実際に稼働しているお客さまのエレベーターに触れるということなのです。 現場に配属後も定期的な集合研修を通じて、技術力向上は続けられており、およそ250にも及ぶ教育課程や熟練技術者からの技術伝達などが教育体制として体系化されています。

研究・研修に活かされる都心近接の強み

「フィールド研修センター」が位置する府中工場内には、150メートル級のエレベーター研究棟があり、開発者が日夜、研究・開発に力を注いでいます。時に首都圏のビル/マンション管理会社や建設会社の方が来所、製品づくりに関する情報交換を行うなど、都心部近接という地の利を活かした取り組みも実施しています。 また、「開発者」「メンテナンス技術者」とがそれぞれの知見を活かして議論を重ね、より良いサービス提供のために連携することもあります。エレベーターのプロフェッショナルたちが一同に集える環境は、最終的にお客さまの満足につながるさまざまな価値を生み出す絶好の場所となっています。