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近年の異常気象にも強いエレベーターを設計に加えたい…

浸水被害による部品交換が
最小限に抑えられ復旧時間を短縮、
災害時の不安を解消!

設計事務所A社 設計室

郊外に複数棟が立ち並ぶ大型の分譲マンションを建設する計画があり、その設計をA社が担当することになった。

課題

過去に起きた災害の教訓を活かした災害に強いエレベーターを見つけたいが…

このプロジェクトを担当することになった設計部のY氏には、一つ気になっている点がありました。実は、このマンションの建設予定地は浸水予想区域だったのです。近年続いている不安定な気象状況を鑑み、万が一に備えて災害対策、特に設備を充実させることを近隣の分譲マンションとの差別化ポイントに設定しました。
Y氏に当時の具体的な施策を聞いたところ、次のように語ります。

「建屋に自家発電機を設置することで、災害時に電気の供給が止まっても高層階に取り残されるリスクをなくし、複数階に防災グッズや飲料水、マンホールトイレなどを用意することで、懸念材料を減らすことに注力しました」

そんな矢先、Y氏のチームは他県で発生した大雨の影響で、マンションが浸水しエレベーターが停止、復旧に数週間かかることで住民から多くの不満・不安の声が上がっていると施主から聞かされます。そこで、今回の設計ではそのような事態も想定し、通常の雨水対策に加え、エレベーター自体にも配慮する必要があると考え情報収集を急ぎました。

しかし今のA社に必要な、災害対策を施した安心・安全なマンションのポイントとなる災害に強いエレベーターなど、具体的な対策案をまとめることができませんでした。

課題のポイント

  • 建設予定地が浸水予想区域に該当し、万が一に備えた対応が必要

  • マンションが浸水した場合のエレベーターに関し、十分な対策を練っておく必要があるが情報がない

解決

解決のポイント

  • 東芝エレベータの機械室レスエレベーターは主要機器が上部にあり、浸水が起きても直接水につからない

  • 主要機器が被害を受けにくいため、浸水した場合でも交換部品が最小限に抑えられるため、復旧にかかる時間が短い

  • 「災害対策」を謳うマンションの多くで採用実績があった

※主要機器:巻上機、制御盤

東芝エレベータの機械室レスエレベーターは主要機器が浸水被害を受けにくい構造のため、災害対策について評価が高い

情報収集を進める中で、知り合いの工事業者から東芝エレベータの機械室レスエレベーターのことを教えてもらい、担当者から詳しく話を聞くことにしました。
このエレベーターの主要機器は上部に設置されており、浸水が起きても直接水にさらされにくい構造で、仮にピット内の機器が水没した場合でも主要機器は被害を受けにくいため復旧が早いという特徴がありました。

SPACELの紹介動画

興味を持った担当者Y氏はこのエレベーターについて納入実績を調べてみると、「災害に強い」を謳っているマンションで多く採用されていることが分かりました。

「東芝エレベータの製品を導入することで、災害後のエレベーター復旧について不安を持つ多くの人の悩みを解消し、納入実績もあるため災害対策に取り組んでいることを広くアピールできるのではないかと思いました」(Y氏)

懸念事項が解消できそうだと判断したY氏は、早速この情報を施主や建設会社にも共有したところ、賛同を得ることができ、検討の結果、東芝エレベータの機械室レスエレベーターの採用が決まりました。
モデルルームの来場者にもこの点をアピールしたところ、災害対策についての評価がとても高く、その甲斐もあって竣工前に完売となりました。

今後、災害対策を強化したマンションのニーズは増加すると実感したA社では、引き続き東芝エレベータに相談に乗ってもらうことを決めました。

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