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計画中の大学新キャンパス…
災害時もすべての学生を安全に守れる校舎に

停電時も安心!
「スムーズな避難誘導」を可能にした
画期的な設備とは?

設計事務所Q社

学校関係の建物の設計に強みを持っている設計事務所Q社に、ある大学の新設キャンパスについて事業主管財部から相談が舞い込んだ。

課題

計画中の大学キャンパスで、施主が設置を希望しているエレベーターの知見がなく…

学校関係者は、数年前に別キャンパスで停電が起こった際に校舎のエレベーターが停止し、足が不自由な学生をスムーズに誘導出来なかった問題を非常に気にかけていました。該当校舎のエレベーターには自家発電のシステムが導入されておらず、エレベーターを動かす手段がありませんでした。

「大学側は、『今後、地震などの災害にともなう停電が起こったとき、建物内にいる大勢の学生たちが避難するにあたってエレベーターが使用できないのは非常に心配だ』と考えていたようです」(設計部・T氏)

現在建設計画中の新キャンパスには6棟の学部棟が建てられる予定となっており、まずはメインとなる棟にだけでも、停電対策を講じたエレベーターを設置したいという強い要望があったのです。しかしQ社では、エレベーターは災害および停電時には安全のために運転を停止するのが一般的だという認識を持っていました。従って、停電時でも運転を継続できるエレベーターの情報は持ち合わせておらず、担当のT氏はすぐに施主の要望に合った提案をすることができませんでした。

課題のポイント

  • 新設する大学キャンパスに、停電時も運行可能なエレベーターを設置したいが知見がない

解決

解決のポイント

  • 「トスムーブNEO」付きエレベーターなら、停電時も継続運転でき、学生をスムーズに避難誘導できる

  • 水害による浸水にも強く、新キャンパスの自然災害への備えを万全にできた

このエレベーターなら停電時でも継続運転でき、学生を安全に避難誘導できる!

T氏は停電対策機能のあるエレベーターの情報を収集する目的で訪れた設備商材に関する展示会で、東芝エレベータのブースに掲示されている「停電時 最大2時間の継続運転」というボードを見つけ、詳しく話を聞いてみることにしました。

担当者の説明によれば、これは同社のエレベーターに搭載された「トスムーブNEO」という停電時継続運転機能とのこと。昇降路内に東芝製のリチウムイオン二次電池「SCiB」が搭載されており、これによって停電が発生しても停止せず、最大2時間にわたって低速バッテリー運転を継続できるシステムです。また、「省エネ重視タイプ」のプランを選べば、通常運転時にバッテリーからも電力を供給する「ハイブリッド運転」、また回生運転時に発生する電力を充電できる「回生電力充電機能」の利用が可能となります。

停電時継続運転機能「トスムーブNEO」

これらの機能を使えば、計画中の大学校舎では停電が発生した時でも速やかに全ての学生を誘導できることがわかりました。T氏は早速この内容を施主に提案したところ、まさに求めていた機能だとのことで、すぐに導入を快諾してもらうことができました。

停電時の継続運転に加えて浸水にも強く、新キャンパスの安全対策は心配なし!

さらに「トスムーブNEO」に対応可能な東芝製マシンルームレスエレベーターは巻上機が上部にあるため、水害時の浸水にも強いこともわかりました。このことを施主に伝えたところ、「ぜひすべての学部棟でこのエレベーターを導入したい」との要望があり、最終的にすべての学部棟で採用が決まったのです。

こうしてQ社の提案により、あらゆる種類の自然災害に万全の対策を施した、安全で先進的なキャンパスが完成する見通しとなりました。

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