ニュースリリース
2012-02-08
非常用電源(蓄電池)を搭載したマンション用エレベーターシステムについて
株式会社大京(以下、「大京」(本社:東京都渋谷区、社長:山口陽)と東芝エレベータ株式会社(以下、「東芝エレベータ」)(本社:東京都品川区、社長:秋葉慎一郎)は、マンション用エレベーター電源として、株式会社東芝(以下、「東芝」)製蓄電装置を利用したシステムを商品化し、大京のマンションに導入することとしましたので、お知らせいたします。
■大京と東芝エレベータが蓄電装置を利用したシステムを開発した経緯
大京は、昨年の東日本大震災以降「災害に強いマンションづくり」のための商品開発を進めており、これまで自家発電装置の設置、災害時に備えての防災備蓄品の拡充、LED照明の採用、液状化対策マニュアルの策定など、様々な取り組みを行ってきました。
今回大京は、停電等の非常時において利用者の不便を解消するため、蓄電池を利用したシステムにより停電などの非常時にも稼働できるよう、エレベーターと蓄電装置双方を取り扱っている東芝グループの技術力とグループ間の連携を評価し、東芝エレベータと共同で非常時においても利用が可能なマンション用エレベーターシステムを開発しました。
今後は、エレベーターの運行だけでなく、共用部の動力や照明への電力供給切り替え、さらには、「ピークシフト」や「ピークカット」、太陽電池との組み合わせについても検証していきます。
■蓄電装置の概要
この蓄電装置は、安全で長寿命、優れた急速充放電特性をもつ東芝製二次電池「SCiBTM」を採用しています。蓄電装置は、10kWの入出力ができ、これにより非常時にマンション向け住宅用エレベーターを約10時間(*)、通常の速度で運行することができます。
*一般的な使用状況の場合。
■設置対象物件について
自家用発電設備を導入した際の基準と同様、50戸以上かつ10階以上のマンションに導入。
■大京のこれまでの取り組み
大京は、東日本大震災以降、「災害に強いマンションづくり」を進めており、これまで、
・自家発電装置の設置・災害時に備えての防災備蓄品の拡充(2011年6月23日公表)
・ライオンズマンション全物件の共用部にLED照明を採用(2011年6月29日公表)
・液状化対策マニュアルの策定(2011年7月7日公表)
・「ライオンズ武蔵境マスターズゲート」で自家発電装置を導入(2012年2月3日公表)
など、様々な取り組みを行ってきました。
■会社概要
<株式会社大京>
・所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷4-24-13
・代表者:代表執行役社長 山口 陽
・事業内容:マンション分譲、不動産販売、都市開発
・ホームページ:http://www.daikyo.co.jp/
<東芝エレベータ株式会社>
・所在地:東京都品川区北品川6-5-27
・代表者:代表取締役社長 秋葉 慎一郎
・事業内容:昇降機およびビルファシリティ設備の開発・製造・販売・据付・保守・リニューアル
本資料についてのお問い合わせ先:
東芝エレベータ株式会社 総務部総務広報担当TEL 044(331)7001