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ニュースリリース

2002-05-30

エスカレーター「インレット近接警告装置」の商品化について

エスカレーター 安全 安心 改修・リニューアル 新商品/新機能

 東芝エレベータ株式会社(社長:西岡浩史、本社:東京都品川区)は、エスカレーターのインレット(手すりベルト入り込み口)に人体が接近した時、警告音を発生させることによりエスカレーター利用者の注意を喚起し、インレットへの挟まれ事故を抑止する「インレット近接警告装置」を業界として初めて商品化し、6月1日から販売を開始します。

 従来よりエスカレーターのインレットには、手が引き込まれた場合にエスカレーターの運転を停止させる「インレット安全装置」を標準装備していますが、当社は床付近にあるインレットでの安全性をさらに向上させることを目的に新商品を開発しました。

 新商品はエスカレーターのインレットへ人体が接近した時(正面方向 約140mm×横方向 約75mm×縦方向 約75mm)、それを超音波センサーでただちに検知、音声による警告メッセージ*1とブザーを発生させることにより、手が引き込まれる前に利用者へ注意を促し、挟まれ事故を抑止します。
*1:警告メッセージの音声内容は「手すりベルト出入口付近に手を近づけないで下さい。(標準)」と「危険です。離れてください。(オプション)」の2種類を用意しています。

【開発の背景と狙い】
 エスカレーター事故の発生箇所は、統計(社団法人日本エレベータ協会のまとめ)によると、インレット部分が約20%という高い確率となっており、インレットでの挟まれ事故を抑止する安全装置が重要となっています。当社はこのようなニーズに対応しより安全にエスカレーターをご利用いただくため、安全装置の自社開発を行いこの度の商品化に至りました。

【新商品の概要】

商品名 販売開始日時 販売価格(税別) 販売目標
インレット近接警告装置 6月1日 1セット(工事費込み)
70,000円
100台/年

【仕 様】

電源 AC100V
本体外形寸法 縦100mm×横80mm×厚さ30mm
設置場所 手すりベルト入り込み口部
検出距離 正面方向 約140mm×横方向 約75mm×縦方向 約75mm
対象機種 LX、MX、RX、TA

本資料についてのお問い合わせ先:

東芝エレベータ株式会社 広報室TEL 044(331)7001

お客様からのお問い合わせ先:

フィールド事業企画部TEL 044(331)7038