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大阪狭山市文化会館[SAYAKAホール][空調/LED照明]
ESCO事業補助金活用
大阪府大阪狭山市狭山

市民がさらに快適な利用ができる文化会館づくりのもと、
照明・空調設備改修で省エネルギー化と温室効果ガス排出削減を達成。

大阪狭山市の新しい出会いの空間。

SAYAKAホール

SAYAKAホール(大阪狭山市文化会館)は、「水と緑豊かな創造文化都市」を目指す大阪狭山市の文化活動の拠点です。最大1,208名収容可能な大ホールおよび小ホールをはじめ、晴れやかな交流の空間であるコンベンションホール、展示ホール、会議室、カフェレストランなど充実の施設を完備。SAYAKAホールは、古事記や日本書紀にも記述されている狭山池の近くに位置し、市民文化の活性化に大切な役割を果たしています。

  • 自治体

経済産業省 令和4年度補正予算[省エネルギー投資促進支援事業費補助金]
ESCO事業/ギャランティード・セイビングス契約/契約期間3年

省エネ機器の導入を通じて施設の長寿命化を図り、市民の文化交流の環境づくりにも大きく寄与。

仕様

構造

地上4階・地下1階/鉄骨鉄筋コンクリート造/延べ面積13.618m2

工事期間

2023年10月~2024年3月

背景

大阪狭山市では、地球温暖化対策実行計画を策定し、市民・事業者・市が協働して地球温暖化防止対策を推進中。とりわけ市自らが、地域における一事業者・一消費者として、事務事業の実施に伴い排出される温室効果ガスを計画的に削減することにより、地球温暖化の防止に寄与し、計画の実施状況を積極的に公表している。SAYAKAホールにおいては、設備改修および光熱水費の低減を図り、省エネルギー化と温室効果ガスの排出量の削減を計画していた。

課題

1994年の開館から約30年が経過。施設・機能ともに適切に維持保全をしてきたが、多くの設備機器が老朽化による更新時期を迎えていた。市民の文化振興を図る拠点であることからも、修繕費や光熱費などの維持管理コストの効果的な低減対策が急がれていた。

ご提案

補助金提案

「指定設備導入事業」において適用されるエネルギー消費効率の高い設備更新を支援。省エネ政策の一環として、経済産業省が推進する補助金への提案から申請・認可までをサポートした。

省エネ提案

老朽化した熱源設備をオール電気式熱源システムに改修、および館内の照明設備2,764灯をLEDに更新して、年間光熱水費を約1千万円以上削減するご提案。

設備・運用提案

豊富な実績のある東芝エレベータがESCO事業全体を提案し、照明設備は東芝ライテックが担当する東芝グループの総合力によるご提案。

実施内容

照明のLED化

年間を通じてさまざまな公演やイベントが行われることから、照明は大切な役割を担う設備。万が一の不点灯時でも、LEDバーを簡単に取り外して交換可能となる、 全2,764灯の一般照明と誘導灯をLED化した。

空調設備の更新

高効率空冷ヒートポンプチラー6台のシステム化によって、オール電気式熱源システムに更新。電気式で省エネ性能に優れた高効率で合理的な施設配備によって運用の高度化を図り、運用実績を改善。最新の機能で施設からの排気ガスを削減して、大きな省エネルギー効果を獲得した。

個別空調設備の更新

地下中央監視室エアコンを、省エネルギー効果が大きい環境配慮型の個別エアコンに更新。

省エネルギー制御導入

空調機と熱源システムに自動制御・インバーターを新規導入。

大ホール

大ホール

コンベンションホール

コンベンションホール

展示ホール

展示ホール

リハーサル室

リハーサル室

和室

和室

エントランス

エントランス

空冷ヒートポンプチラー

空冷ヒートポンプチラー

個別エアコン

個別エアコン

導入効果

主なエネルギー改修成果(年間)

主なエネルギー改修成果(年間)

空調システムや照明などに高効率の省エネ設備を導入。
課題解決に直結する提案によって、既設設備に比べて高レベルのエネルギー削減率を達成。