エスカレーターの清掃のしかた
危険
水などの液体をかけたり、ワックスなどを踏段・乗降板に塗らないでください。
踏段・乗降板の上がすべりやすくなり、転倒・転落の原因となります。また、内部に水が入ると感電・故障の原因となります。
清掃・手入れをする前に停止させてください。
停止させずに清掃すると、事故の原因となります。
移動手すり
乾いた柔らかい布でふく
よごれが取れないときは、1%程度に薄めた中性洗剤を布に含ませてふいた後、乾いた布で水分をふき取り、手すりが乾いてから、TSM630〈モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン(同)〉を布に含ませて手すり面に塗布し、液が乾いたら、から拭きしてください。過度に濃いシリコーンでぬれたまま放置しますと、手すりを傷めることがありますのでご注意ください。
清掃・手入れは露出部分から行い、十分乾いてからエスカレーターを運転して残りの部分を露出させ、つづきを行ってください。
くし・踏段・乗降板
ごみなどを電気掃除機で吸い取る
くしや踏段の溝につまったごみなどを取り除いてください。
よごれが取れないときは、1%程度に薄めた中性洗剤を布に含ませてふいた後、乾いた布で水分をふき取ります。
ガラス・パネル・デッキボード
乾いた柔らかい布でふく
よごれが取れないときは、1%程度に薄めた中性洗剤を布に含ませてふいた後、乾いた布で水分をふき取るか、またはガラスクリーナーを使ってふきます。
ガラスクリーナーの使用方法は、その取扱説明書をご覧ください。
照明カバー・ESNAVI・正面スカート
1%程度に薄めた中性洗剤を布に含ませてふく
よごれが取れないときは、水を布に含ませてふいた後、乾いた布で水分をふき取り帯電防止剤を塗る。
帯電防止剤の使用方法は、その取扱説明書をご覧ください。
お願い
ベンジン、シンナー、ガソリンなどは使用しないでください。変質・変色の原因となります。
危険
月に1~2回、スカートガードパネルに滑り剤を塗布してください。
塗布が不十分ですと、靴などが踏段とスカートガードパネルのすき間に引き込まれる原因となります。
滑り剤は、踏段に付着させないでください。
付着すると、利用者の転倒の原因になります。
スカートガードパネル
滑り剤を塗る
滑り剤を塗布するときは、必ずエスカレーターを停止させてください。
月1~2回は、滑り剤・TSM630〈モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン(同)〉を塗ってください。
フッ素樹脂コーディングスカートの場合は、3ヶ月に1回程度、塗ってください。
表示の説明
表示 | 表示の意味 |
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"取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷(※1)を負うことがあり、かつその切迫の度合いが高いこと"を示します。 |
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"取扱いを誤った場合、使用者が死亡または重傷(※1)を負うことが想定されること"を示します。 |
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"取扱いを誤った場合、使用者が傷害(※2)を負うことが想定されるか、または物的損害(※3)の発生が想定されること"を示します。 |
- ※1:
重傷とは、失明やけが、やけど(高温・低温)、感電、骨折、中毒などで、後遺症が残るもの、および治療に入院や長期の通院を要するものをさします。
- ※2:
傷害とは、治療に入院や長期の通院を要さない、けが・やけど・感電などをさします。
- ※3:
物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットなどにかかわる拡大損害をさします。
図記号の説明
表示 | 表示の意味 |
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禁止(してはいけないこと)を示します。 |
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指示する行為の強制(必ずすること)を示します。 |
エレベーター
エスカレーター