神戸市[LED公園灯]ESCO事業 兵庫県神戸市
LED照明化によって、「明るく・安全・安心な街 神戸市」実現へ前進。
コスト面でも、更新前より年間光熱水費約1億8百万円の削減(見込)!!
兵庫県最大の人口を擁する政令都市・神戸市は、古くから港町として国際交流の拠点として発展してきました。
ユネスコ創造都市ネットワークデザイン都市に認定され、神戸の今と未来をデザインしていくことで、人間らしいしあわせを実感できる「デザイン都市・神戸」を推進。市民と共に環境活動に取り組む環境貢献都市でもあり、市民・事業者・市の"協働と参画"によって温室効果ガス排出量の削減を積極的に進めています。
自治体
環境貢献都市KOBEの、約10,000灯の公園灯をLED化。
管理台帳システムの構築などで、業務効率化にも貢献。
仕様
LED照明 |
約10,000灯 |
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工事期間 |
2019年3月28日~2019年6月30日 |
背景
神戸市では、かねてより「神戸市地球温暖化防止実行計画」において温室効果ガス排出量の削減を推進。維持管理する公園灯は約1,600公園・約10,000灯にのぼり、維持管理費に要する財政負担も大きくなり節減対策が急がれていた。
課題
市域全域に点在する膨大な数量の灯具を対象に、工事の予備期間が限られる中でサービスインの期日を厳守すること。
また設置する灯具は周辺の環境や景観に配慮したもので、独自の景観・照明計画やガイドライン(神戸市夜間景観形成基本計画・神戸市夜間景観形成基本条例・まちのあかりのガイドラインなど)に即したものである必要があった。
ご提案
市民フォロー提案
●ESCO事業対象の、全公園灯をデータ化してモニタリング。情報を一元化・共有化させ、日常業務の効率化・高度化を図る「クラウドサービス型公園灯管理台帳システム」を構築。
●東芝エレベータのコールセンターが、公園灯関連の修繕受付や市民の質問などに対応し、市職員の業務量の軽減にも貢献。
●すべての照明灯に「専用管理シール」を設置。コールセンターへ連絡の際は、管理番号にて不具合箇所の特定が即座に可能。
省エネ提案
懸案となっていた約10,000灯の公園灯を、長寿命で交換頻度も少なく高い省エネ性能を備えるLED照明に更新。
設備・運用提案
ESCO事業の全体提案は東芝エレベータ、ファイナンスはIBJL東芝リース(現:みずほ東芝リース)と、東芝のグループ総合力によるご提案。
実施内容
LED照明化
市内にある1,539公園・10,461灯の照明を対象に、標準タイプ36W(取替前:200W)に更新。
標準的な古い水銀灯はシンプルなデザイン灯具に統一し、デザイン性の高い灯具は球替え。一般的な公園は高効率・省施工・高い保守性のあるLED照明器具を、市内に点在する景観重視エリアでは景観に調和する既設照明のデザインを活かしたLED化を実施した。
施工は市内業者を100%活用し、工事の品質確保・ESCO事業期間の維持管理、トラブル防止・地域への経済波及効果も図った。
公園数 | 公園灯数 | |
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一般公園 | 1536 | 9069 |
しあわせの村 指定管理公園 | 1 | 710 |
神戸総合運動公園 指定管理公園 | 1 | 570 |
北神戸田園スポーツ公園 指定管理公園 | 1 | 112 |
神戸総合運動公園
導入効果
主なエネルギー改修成果(予定)
課題解決に直結する高効率のLED照明化提案によって、高レベルのエネルギー削減率を達成予定。