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医療法人 小林病院 介護老人保健施設 水之尾 神奈川県小田原市

BUILNET-i ™の導入と電気式への熱源交換によりエネルギー使用量とランニングコストの大幅な削減を実現。

介護老人保健施設「水之尾」様では、入居されているご高齢者様に快適な生活環境を提供するために、空調に油焚吸収式冷温水発生機、給湯に油焚ボイラーを活用されていました。その熱源として年間13万9千リットルの灯油を消費されていましたが、灯油は価格の変動が激しいために年間の予算の見通しが立てにくく、かつ空調設備やボイラーの定期メンテンスなど、設備の機能維持にかかるコストが高額でした。そのため、設備を導入してから15年が経過しており、更新する際に省エネ効果が高い当社のプランと設備の遠隔管理・制御ができる「BUILNET-i™」をご採用いただきました。

  • 医療福祉施設

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仕様

規模

地上3階建

総延床面積

3,888m2

導入設備

空冷ヒートポンプ式熱源機「ユニバーサルスマートX」×4台(東芝製)、業務用ヒートポンプ給湯器「ほっとパワーエコ BIGⅡ」×8台(東芝製)、再加熱ユニット「ほっとパワーエコBIGⅡ」(東芝製)、クラウドBEMS「BUILNET-i ™」(東芝製)

課題

1

熱源に年間139,000Lの灯油を使用しており、燃料費の変動によるリスクがあるため年間予算の見通しが立てにくい。

2

空調設備の運転切り替えやクーリングタワーの定期清掃、ボイラーの定期メンテンスなど設備の維持管理にかかるコス トと手間が大きい。

3

導入後15年が経過し、設備が老朽化していたためCO2排出量削減など環境に配慮した設備への更新が必要。

削減手法

1

空調・給湯システムの電化と「BUILNET-i ™(BEMS)」を導入し、総合的な省エネ対策を実施。

2

既設油焚吸収式冷温水発生機から「ユニバーサルスマートX」へ更新し、省エネ効果を高める。

3

油焚ボイラーから業務用ヒートポンプ給湯機へ更新し、深夜電力の活用、翌日給湯分を確保し、電気料金を低減。

3

浴槽では業務用ヒートポンプ再加熱ユニットによる深夜電力の活用により、省エネ・省コストを実現。

実施内容

空調設備

空調設備を高効率電気式にシフト

空冷ヒートポンプ式熱源機「ユニバーサルスマートX」(東芝キヤリア株式会社)

油焚吸収式冷温水発生機

空冷ヒートポンプ「ユニバーサルスマートX」

給湯設備

厨房、シャワーなどは夜間に温水槽にお湯を供給、使用量によっては追掛け運転実施
浴槽は毎朝5時~7時に浴槽昇温のため稼働

業務用ヒートポンプ給湯器「ほっとパワーエコBIGⅡ」(東芝キヤリア株式会社)

再加熱ユニット「ほっとパワーエコBIGⅡ」(東芝キヤリア株式会社)

油焚ボイラー

業務用ヒートポンプ給湯器
「ほっとパワーエコBIGⅡ」8モジュール設置

再加熱ユニット
「ほっとパワーエコBIGⅡ」

維持管理

クラウドBEMS「BUILNET-i ™」を導入し使用電力の「見える化」を可能にし、使いすぎの電力をカット

クラウドBEMS「BUILNET-i ™」

クラウドBEMS「BUILNET-i ™」

効果

1

電気式への熱源転換によりランニングコストを約30%削減を実現。

2

電気式への熱源転換により設備のメンテンス・切り替え運転の簡易化を実現。

3

「BUILNET-i ™」の導入によりエネルギーの「見える化」を実現。