誰もが知る豊富な実績 サンシャイン60

開業30年を見すえた大規模リニューアルで省エネ化と効率化を実現!

国内超高層ビルの草分け、サンシャイン60が竣工したのは 1978年。東芝は、分速360mという同社初の超高速機種をはじめとする33台のエレベーターを納入しました。そして21世紀。同ビル開業30年を見すえた改修が始まり、東芝エレベータは同社初の大規模リニューアルを受注しました。かごのデザインをはじめ、制御装置や巻上機、群管理システムを一新し、さらに車いす仕様やオートアナウンスなどを新たに追加して省エネルギー化と高効率化を図りました。

【物件情報】
■東京都豊島区東池袋3-1
■施設:地上高約226.3m/地上60階建、塔屋3階建
■施主:株式会社サンシャインシティ
■納入台数:エレベーター33台
■竣工:1978年4月

乗用23人乗りエレベーター

4階ホール・のりば(左:リニューアル前 / 右:リニューアル後)
かご室天井(左:リニューアル前 / 右:リニューアル後)

降機事業が飛躍する契機となった物件

リニューアルエピソード01

東芝は、サンシャイン60に同社初となる分速360mの超高速エレベーターを含む33台を納入しました。この成功が昇降機事業では最後発だった同社に転機をもたらし、以後、次々と高速・超高速エレベーターを受注し、国内で昇降機メーカーのトップ3に名を連ねるようになりました。

「サンシャイン60では、その後約30年、保守を通じてエレベーターを守り続け、それが今回のリニューアルにつながっています。 そのプロジェクトに自分が携われるのは光栄でしたが、我々が30年でいかに成長したかも示さなければなりません。身の引き締まる思いでした。」

澤田 昌志 さわだ まさし リニューアル事業部 リニューアルフィールド支援部 シニアエキスパート 当時:プロジェクトリーダー

周囲に支えられながら24時間体制で作業を進めたプロジェクト

リニューアルエピソード02

サンシャイン60は、在勤者約1万2000人を抱える、いわゆる“生きているビル”です。一般的なリニューアル工事と同様、作業は必然的に夜間に行いました。

「午前中に帰宅し、『夕方5時に出勤するから』などといって寝床に入るのが、だいたい正午です。でも、なかなか寝られないものですね。当時小学生だった子どもたちは、学校から帰っても私を気遣って静かにしてくれていました。ちょっとかわいそうに思う一方、その優しさがうれしかったですよ。」

山田 雅宏 やまだ まさひろ 北海道支社 建設グループ  課長 当時:工事担当

初めて直面する数々の問題を地道な努力で解決

リニューアルエピソード03

サンシャイン60のエレベーターは、行き先階床別に5グループ(バンクという)に分かれています。東芝エレベータの担当は第1~4バンクで、工事はバンクごとに1台ずつ4台並行で進められました。工事で最も苦労したのは、古い機種の群管理システムからの切り離しでした。

「バンクごとに配線が入り乱れているなか、1台切り離すために何千本もの配線を1本ずつ調べて切っていきます。1本でも間違えばトラブルの原因になるため、慎重に進めなければならない、非常に重要な工事です。」

松川 和行 まつかわ かずゆき 東京支社 建設部 調整技術第一グループ 課長 当時:プロジェクトリーダー

プロジェクトから学んだ多くの技術と経験

リニューアルエピソード04

プロジェクト完了後、東芝エレベータはサンシャイン60で保守活動に戻り、日本の愛すべき“元祖”超高層ビルとともに再び歩み続けています。また、このプロジェクトで学んだ技術と経験などのノウハウを社内で共有し、次の世代に引き継いでいます。

「仕事を進めながら、我々は当然、先のことを考えてきました。プロジェクト完了とともに、次に引き継ぐべきものができていなければ意味がありません。ゼロからつくり上げた工程図は、現在も当社の標準となっています。それには受注前にすべきことから“重要工事”の手法に至るまで、我々が学んだことを事細かくまとめました。後世まで、ブラッシュアップしていってほしいです。」

澤田 昌志 さわだ まさし リニューアル事業部 リニューアルフィールド支援部 シニアエキスパート 当時:プロジェクトリーダー

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