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環境共生型都市として名高いブラジル・クリチバ市。
その公共交通システムの中核を担うのが、大容量輸送を実現したバスである。 |
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本誌8号にて、神奈川県藤沢市で導入されているPTPS、つまり道路上の信号を制御してバスが止まらずに進める公共車両優先システムをご紹介したが、幹線バスの交通渋滞を解消するという面から考えると、BRTという方法もある。
BRTとは、Bus Rapid Transit(バス高速輸送)の略で、道路の一部を隔離してバス専用レーンとしてしまうシステムのことである。これなら、渋滞に巻き込まれずに、定時走行が可能となる。しかも、導入のための費用も鉄道と比べて安価で済む。
BRTの成功例としてよく取り上げられるのが、ブラジル・クリチバ市のケースである。クリチバ市の幹線バス運行がスムーズにいっているのは、専用レーンを設けただけでなく、バスそのものが大量輸送の可能な3連接になっていたり、乗降時に工夫がなされていることにもある。透明のチューブ状になっているプラットホームは、鉄道と同じように中に入る際に料金を支払う仕組みになっており、3つあるバスの出入口から、もたつかずに短時間で乗り降りができる。また、プラットホームに数段の階段はあるものの、リフトがついているので車いすの乗客でも問題なくバスに乗れるよう工夫されている。
クリチバ市の成功例もあって、BRTは世界各地で導入が進んでいる。日本においても名古屋でBRTに近いものが試みられているが、いずれにせよ、悩みの種である交通渋滞を回避して、大人数がスピーディーに移動するためのシステムには、いま大きな期待が寄せられている(談)。 |
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