FUTURE DESIGN and NAVI
FUTURE DESIGN 最新号 ELEVATOR NAVI 最新号 NAVI-Library Back Number
 
logo
 
 
地面から浮き上がって走る“夢の乗り物”リニアモーターカー。
超高速で快適な移動を実現する乗り物に、誰でも乗れる時代がやってきた。
 
写真:上海磁浮列車
 
 磁石の吸引力と反発力を利用して走る超高速の”夢の乗り物“として、1960年代に日本とドイツで開発が始まった磁気浮上式のリニアモーターカーだが、なかなか普及のめどが立たないままに時が過ぎた。しかし、その開発の動きはついえたわけではなく、現在、ドイツ、英国、上海、アメリカなどでリニアモーターカーは、少しずつではあるが実用化され始めた。ドイツの技術を採用している上海のリニアモーターカーに乗ったことがあるが、浦東国際空港から上海市郊外にある龍陽駅まで、30kmの距離を約7分で駆け抜ける。最高速度は時速430km。しかも、少しも揺れないので快適な走行を楽しむことができた。
 こうした磁気浮上式リニアモーターカーは、日本ではこれまで万博会場で用いられた例などを除けば、実験走行は続けられてきたものの、いまだに実用化には至っていない。
 しかし、ここにきて、にわかにリニアモーターカー現実化の動きが出始めている。東京・大阪間をノンストップ1時間で結ぶ計画がそれだが、その前にまず東京と名古屋を結ぼうと東海地方の人は考えている。この二都市がうまくネットワークを結んで距離が縮まれば、そこから生み出される経済効果は測り知れない。当然、大阪や静岡、長野、山梨にも影響がある。そこで新たな資金調達方法を考えて実用化へ動きだそうというわけだ。
 前回のEUにおける新幹線相互乗り入れの話もそうだが、都市間ネットワーク構想は、これから世界が向かおうとしている大きな流れのひとつであるのは間違いないだろう(談)。

<< 東芝エレベータのトップへ