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ヨーロッパでは、単なる交通のバリアフリーというだけではなく、
精算や乗り換えなどがシームレスに行えるようになってきた。
 
■ 写真:フライブルク駅(ドイツ)
 
 最近、ヨーロッパに旅行した人ならお気づきのことだろう。交通機関の乗り換えが極めてスムーズになっているのだ。これは、シームレスな乗り換えというコンセプトが徹底しているからである。EU(欧州連合)ではどの交通機関もチケットが共通になっているため、乗り換えの度ごとに一回一回改札口で買う必要がない。一度購入してしまえば、目的地に着くまで自由に乗り降りが可能になっているのである。
 そればかりではない。たとえば、ドイツの環境都市として知られるフライブルク。この町には環境に配慮したLRT(路面電車)が立体交差しながら町を縦横無尽に走っている。LRTを利用してフライブルク駅に着くと、ICE(ドイツの新幹線)へはエスカレーターでつながっており、利用者数の比較的少ないバスターミナルの方にはエレベーターで向かうことができる。どちらにしても階段を一切使わずに、そのまま乗り継げるようになっているのだ。
 最近話題になっているところでは、フランスのリヨン駅がある。こちらは、国鉄、地下鉄、バス、LRTの乗り換えすべてにエレベーターが活用されており、乗客はどの交通機関へも容易に行き来できるよう工夫されている。しかも歴史ある建屋に配慮しつつ、巧みにエレベーターが導入されているのだ。
 それぞれの輸送機関の勝手な都合に乗客が合わせていたこれまでのやり方は、21世紀に入って、ようやく人が主役の移動環境に変わりつつある(談)
 

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