FUTURE DESIGN

FUTURE DESIGN 2006 vol.7

 
 
あなたは、普段エレベーターを待つとき、使用するとき、何を感じていますか?
また、どんなエレベーターならば乗ってみたいですか?
エレベーターの使われ方と未来像について、10代から50代の男女にアンケートしました。
 今回のアンケートは、全国の休日を除く毎日1回はエレベーターを利用する人を対象に行ったもの。10代から50代の男女について、各年代で103人ずつ、合計1030人の方に回答いただいた。
  まず、エレベーターはどんなときに使われているのだろうか。
  Q1で「何階以上の移動をする時にエレベーターをよく利用するか」についてたずねたところ、全世代共通して「4階の移動から」との回答が集中していた。4階までであれば階段やエスカレーターでという使い分けが、思ったよりもなされているようだ。
  続いて、Q2で「エレベーターに乗車する時の待ち時間で“長い”と感じる時間」についてたずねたところ、8割以上の人が「長いと思うことがある」との回答があり、長いと感じる待ち時間は、約4割の方が「1分以下」と答えた。30秒以下でも遅い、とした方も男性の2割、女性の1割にのぼり、男性の方が若干いらいらしやすいようである。また20代、30代、40代と年代が上がるほど、遅いと感じる時間が早まる傾向にある。
  待ち時間の感じ方には男女差が現れた。女性の場合は、狭い場所に乗り合わせることを気にしたり、においを気にする傾向が男性に比べて、特に強く出たといえる。
 Q3では、エレベーターを待つ間の行動についてたずねた。
  若年層については、音楽を聴いたり、携帯電話のメールをチェックしたりといった反応が多い。また、扉が鏡面仕上げだったり鏡が置かれている場合は、髪型をチェックしたりするという回答もあった。このように、若年層では自分の世界に入っていく傾向がみられるが、逆に、高年齢層では鏡があってもあまり関心が見受けられなかった。
  しかし全体としては、「何もしていない」「エレベーターの表示を見ている」との回答が圧倒的に多かった。誰にとっても手持ち無沙汰な時間なのは変わりないようだ。
  エレベーターの待ち時間を短くしてほしい、という要望は全体に共通しているが、逆を言うと、待ち時間である“何もない時間”を飽きさせない演出があれば、これらは軽減されるかもしれない。待ち時間の演出は、建築物としてのエレベーターホールのテーマになるといえる。

 
  Q1. あなたは何階以上の移動する時にエレベーターをよく利用しますか。その階数をお答えください
  graph1
 
  Q2. あなたがエレベーターに乗車する時の待ち時間で「待ち時間が長い」と感じる時間をお答えください
graph2
 
  Q3. あなたはエレベーターを待っている間、なにをしていますか
  ・ドアのガラス部分から見える内部をみている(20代男性)
・どのエレベーターが来るか予想する(20代男性)
・エレベーターのトビラを見つめている(40代男性)
・何もしていない(20代男性)
・人と目線を合わせないよう、上を見ている(50代男性)
・通過している階の表示を見ている(30代女性)
・音楽を聞く(10代女性)
・じっと待っている(10代女性)
・外の風景を見ている(40代女性)
・腕時計の時間を確認する(10代女性)
・フロア案内やボタンを見ている(20代女性)
・何階に何があるか案内板で見ている(20代女性)
・携帯をいじる(10代女性)
・軽い運動(50代女性)

 

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