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航空需要の多様化により、きめ細かなニーズに対応できる
小型旅客機に注目が集まっている。
 
■ 写真提供:ボンバルディア社
 かつて旅客機の花形といえばジャンボジェット、どの航空会社もその威容を自慢気に誇ったものである。しかし、世界的な航空規制緩和をきっかけとして、いまや欧米の旅客機はダウンサイジングの方向に転換した。20人から70人乗りの小規模のジェット機にどんどん特化してきているのだ。
 たとえば、ジョン・F・ケネディ空港に大型機で到着したとしても、乗り継いでさらにボストンに行くとなると、人数はぐっと減って100人乗りの旅客機でも無駄が出てしまう。そこで、ボストンへは30人乗りクラスのジェット機で、となる。その代わり便数は多い。空港に着くたびに、このように次々とそれぞれの目的地に自在に向かうことができる仕組みができている。
 ヨーロッパでも、地方の空港から外国の空港に日帰りで行ける便が無数にある。しかも新規の航空会社が数多く参入し、価格競争によって運賃もどんどん下がっているため、小型化の方向は加速しているというわけだ。
 この傾向は、すでにシンガポールやバンコクなどアジアでも進んでおり、日本の航空会社でも中小型機の比率を高めつつある。クリアすべき問題は大きいだろうが、いずれ日本にもダウンサイジングの波は押し寄せてくるに違いない。これまでのように東京や大阪からばかりではなく、あちこちの地方都市からダイレクトに外国へ行ったり来たりするというのも、そう遠い未来の話ではない。(談)
 

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