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モノレールが初めて実用化されたのは1888年。アイルランドで地上1mの高さの跨座式(*1)の蒸気式モノレールが開業した。高架式では、1901年にドイツで電気式の懸垂式(*2)モノレールが開業。このモノレールは、改修を繰り返しながら現在でも市民に使用されている。
日本初のモノレールは、1957年に上野動物園で自主開発された懸垂式のモノレール(現在は運行休止)。本格的な開業は1964年で、世界で初めての都市交通機関としてのモノレールとして、東京モノレールがスタートした。
東京モノレールは、モノレールが日常生活の移動手段として根付き、成功している数少ないケースである。モノレールは大量輸送に向かない、急な勾配に弱い、スピードが出ないなどといった面があるためだ。国内外の成功例を見てみると、万博会場やディズニーワールドの中で使用されるような、ある種観光的、非日常的なシーンで使用されるケースが大半を占める。
空港も非日常的日常のシーンといえるだろう。機内で日常から隔離されて過ごす数時間を経て到着した空港からせわしない日常に本格的に戻るまでのわずかな時間、モノレールから見える東京湾に心地よさを感じる人が多いと思う。それはほんの少し、遊園地の観覧車に求められるものに似ているようだ(談)。 |
*1 跨座式(こざしき):車両の下にレールがあるタイプ。
*2 懸垂式(けんすいしき):レールに車両がぶら下がっているタイプ。
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