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神奈川県大和市役所 
 
神奈川県の中央に位置し、東京や横浜のベッドタウンとして栄える大和市。
厚木基地が近く、国際色豊かな地域でもある。
一方で住民の自治意識が高く、独特の市政が展開されており、平成15年には政府の進める「構造改革特区」の一環として、福祉特区認定を受けることになった。
大和市の福祉やバリアフリーへの取り組みについて、大和市役所・保健福祉部の山本春美氏にお話を伺った。
■神奈川県大和市役所
 保健福祉部
 福祉総務課
 福祉政策担当 
 山本 春美氏
 
 
  「みんなで進める地域福祉特区」の認定により、NPOが有償でボランティア輸送できるようになった。
 
  小田急江ノ島線桜ヶ丘駅のエレベーター。西口・東口から改札口、改札口から上り・下りホームの計4ヵ所に設置されている。
 
  大和市バリアフリーMAP。
大和市内の駅、周辺施設のバリアフリー情報
が記載されている。
神奈川県大和市が「みんなで進める地域福祉特区」の構造改革特区認定を受けたのは、2003年4月21日。内容は「NPOによるボランティア輸送としての有償運送可能化事業」だ。構造改革特区とは、地方公共団体や民間事業者等の発案により、特定地域限定で規制緩和を導入するシステム。これにより、地域経済の活性化を図り全国的な規制見直しへの実験場とするものだ。
 3本の私鉄(小田急江ノ島線、東急田園都市線、相模鉄道)のほか、路線バスやコミュニティバスの走る大和市は、もともと公共交通には恵まれている。一方、これらの利用が困難な人々も多い。人口約22万人のうち、要介護認定者や身体障害者は合わせて約1万人という。
 「しかし市の運営する無料リフトカーは登録制で、土日は運休と使い勝手があまりよくありませんでした。車椅子のまま乗れる福祉車両を持つタクシー事業所も市内にはありません。そこで移動サービス専門のボランティアグループが生まれ、NPO法人を取得したのですが、福祉目的とはいえ、タクシー事業者の認定がない有償運送はやはり
#茶^ク行為。そこをなんとかしたいということで、NPOから市に特区申請の提案が行われたのです」
 特区認定により、具体的には白ナンバー、つまりタクシー事業者の許可を取らない車両でも、正式に国の許可を受けて有償ボランティア運送ができるようになった。現在は3つのNPO法人が活動中で、昨年1年間で約7000回のサービスが行われたという。
 「大和市の地域性として、市民活動が非常に活発で、『行政だけには任せない』という機運が強いのです。福祉に限らず、むしろ行政が市民の活動を支援する、という関係にあります」
 そんな大和市ならではの取り組みが、昨年1年間かけて作成されたという「大和市バリアフリーMAP」だ。市の福祉啓発部門が事務局となったが、調査を行った作成委員会は、NPOやボランティア団体などの市民グループ。市内各駅と周辺施設を足で回り、バリアフリー化の達成度をまとめた。ハード面のバリアフリーだけでなく、店員の対応や福祉意識などソフト面についてもアンケートを行ったという。
 一方、市では、交通バリアフリー法に基づき、市内私鉄8駅へのエレベーター設置事業を展開している。昨年の鶴間駅に続き、今年度中には南部の高座渋谷でエレベーター設置が予定されている。最後に残る相鉄線相模大塚駅でも設置予定だ。
 最後に山本氏は、今後は「自治」と「協働」が大和市のキーワードだと語ってくれた。
 「厚木基地が近く、また土地が狭く高層住宅が多い大和市では、実は定住率が低いのです。今後の総合計画は、住民主体の街づくりと、子育てのしやすい環境づくりをテーマに展開していく予定です」
 
大和市役所 Yamato City Goverment DATA
所在地
大和市下鶴間1丁目1番1号 
電 話
046?263?1111(代表)

大和市は神奈川県の中央に位置し、東に横浜市、西に海老名市、南に藤沢市、北に相模原市に囲まれている。市内には3つの私鉄鉄道が走り、8つの駅にはいずれも高齢者に配慮してエレベーター、エスカレーターを設置する予定だ。2003年4月に「みんなで進める地域福祉特区」の認定を受けている。

大和市ホームページ http://www.city.yamato.lg.jp/
 

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