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かつては交通機関の発達にともないトラムの撤去を進めていたフランスだが、近年になってトラムの復権が盛んになってきた。新機軸の導入にも積極的で、世界初の車軸のない台車を導入したグルノーブルのノンステップトラムや、斬新なデザインのストラスノーブルのトラムなどが世界の注目を集めている。
モンペリエでは中心部への自動車での乗り入れを禁止し、LRT(*1)を交通の主軸に据えた。低床でホームと車両の隙間がほとんどできず、車いすなどでも簡単に乗降できるユニバーサルデザインになっている。運転手は一人で、GIS(*2)で完璧にコントロールされ、管制センターとはTVモニターを通して完全に交信ができる。走行音は非常に静かで、レンガ敷きの街路に引かれたレールは街の景観を損ねることなく自然に溶け込んでいる。
LRTの導入により、モンペリエの街並みは大きく変化した。オリジナルの信号機を設置し、トラムがスムーズに通行できるよう、自動車が停車するシステムを開始。さらに街の中心部には自動車が入れないため、進入禁止ライン付近にはたくさんの駐車場を建設している。人口20万人の小規模な都市モンペリエは、LRTの導入にともない、街全体をまるでテーマパークのように作りかえたのである(談)。 |
*1 LRT:Light Rail Transitの略。次世代型路面電車システム。
*2 GIS:Geographic Information Systemの略。地理情報システム
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