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意味ありげな笑みを浮かべる人頭像や半人半獣の石像の数々。イースター島のモアイを想起させる謎の巨石文明とは……。
 
 
ラ・ペロータにある石像群。ここには「ヘビをくわえたワシの像」など、特徴的な石像がある

 

サン・アグスティン遺跡はコロンビア南西部の山岳地帯、標高1800mを流れるマグダレナ川の両側に広がっている。だが、18世紀半ばに発見されるまで、この地は長い間ジャングルに覆われており、これほどの巨石文明が眠っているとは誰にも知られなかった。本格的な調査は1914年、ドイツ人のプロイソによって行われた。その結果、500km2の広大なエリアに、石造りの神殿や墓などが点在し、300以上の巨石彫刻が存在することが判明した。

サン・アグスティン文明の石像は恐ろしげで、哀しみを秘めたような、不気味な笑みを浮かべているのが特徴。また、大きく強調された鼻や目、唇は何かを語りかけているようだ。石像のほとんどは神殿や墓の近くに建てられている。また、位の高い人物の墓では、石棺の側に故人の従者を模した石像が寄り添っている。死後の国へのお供でもあったのか。

誰がどのような目的で建造したのか、文字の記録がないために定かではなく、謎は謎のままに残されている。イースター島のモアイ像に似た、ミステリアスな石像遺跡である。

 

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