---今まではコーヒーや化粧品という女性らしいものでしたからね。
「はい。エレベーターというと固いイメージでしょ? でも、制作スタッフの方々から、絵コンテなどを見せられて、説明を受けて、すごく興味がわいてきたんです。というのも、母性というか、大切な生命を守るというコンセプトで、セットも高級車の革張りのソファーのように柔らかく、それでいて近未来的な感じで、スゴ〜イって。実際に撮影が始まると、ライティングもきれいでしたし、本当にムードのある絵に仕上がっているのではないかと期待感が募りました」
---撮影では赤ちゃんモデルが登場しますね。
「スタッフがカメラの正面にぬいぐるみをくっつけて“ほーら、こっちだよー”って。お昼寝タイムやミルクタイムでしばし休憩になったり。撮影現場がほのぼのしました。ほんとうに可愛かったんですよ」
---CMを見ると、赤ちゃんを抱く姿が板についているので、ちょっと驚いてしまったのですが……。
「実は姉の貴和子(女優)に甥が生まれたんです。私は家が近いこともあり、ほとんど毎日のように赤ちゃんに会いにでかけていました。時にはベビーシッターも引き受けたりします。オムツを代えたり、抱き上げてあやしたり。そうした経験があのシーンでリアリティを生み出してくれたのではないでしょうか。このCMは私の中でも、特に印象深い作品になると思います」
---エレベーターについて、それ以降、見方が変わりましたか?
「撮影を終えてから、今まで当たり前と考えていたエレベーターやエスカレーターについ目がいってしまうようになりました。私は高層階に住んでいるのでエレベーターは“なくてはならない絶対に必要なもの”。実は私の住んでいるマンションのエレベーターも東芝だったんです。それ以来、たまたま点検風景を見かけた時などは、“ガンバッテネ”と心の中で応援してしまいます(笑)」 |